リーダーに必要な資質を「時代の変化」から感じ取ろう

リーダーに必要な資質を「時代の変化」から感じ取ろう
ナカタケこと中野丈矢です。

あなたも誰かのリーダーです。
会社では部下のリーダーですし、家庭でも子供のリーダーでもあるのです。

リーダーと言っても、旧来型の引っ張っていくリーダー像とはだんだん変わっていき、本当の自分として生きる姿も変わっているので、時代と共に変化してきています。

周りを引っ張っていくようなカリスマ型リーダーは、昭和の時代に活躍しました。

自分の幸せは国や会社が捧げてくれたからです。

しかし、今は違います。自分の幸せは誰かが運んでくれるものでもなく、会社で働きさえすれば約束されてるわけでもありません。

自分の幸せは、自分で創り上げるもの。

平成が終わりを告げようとする中で、旧来型リーダー像が根強くある企業と、未来型リーダーがきちんと明確にしている企業とでは、「これから」がまったく違ってきます。

この記事ではその理由を述べると共に、上記の二つのリーダー像について述べています。

人間性への回帰

平成も残すとこわずか。

しかし、昭和の文化が根強く残っています。その一つにリーダー像です。

昭和の時代には、カリスマ達が日本の時代を創っていった、と言っても過言ではありません。

松下幸之助や、本田宗一郎など、経営者としてでなく、人格者として世界にその名を広めていきました。

人材の使い捨て

時代も変われば、価値観も変わります。

しかし、旧時代の価値観をそのまま受け継ぐことで、変化の早い時代に対応できずにいる人も増えました。

大量生産・大量消費の時代の副作用として、人間性を忘れさせてしまう価値観がはびこってしまいました。

その一つの例として、非正規社員の雇用が増えてきたこと。
つまり、人材を使い捨てすることで、何とかやりくりする企業も増えてきて、人材教育ができずにいる企業が増えてきました。

日本は新卒ブランドが、世界でも珍しく際立っていて、これはまだ昭和の文化がまだ根強く残ってることでもあるのです。

終身雇用という言葉がなくなり、もはや会社に期待する社員は少なくなり、逆に、自分らしく働く人が増えてきました。

「自分らしく働きたい・・・」と思えど、どのように仕事をすれば、あるいは見つければ、自分らしく働けるのか?が、日本で暮らすには他の国よりもハードルが高いように思えます。

もしも、これから好きなことで仕事をしようと思って、起業家として活動する時に、起業家に事業資金を貸せるような仕組みが、日本は他の国よりも遅れているからです。

マイナス思考は作られた回路!?

日本に長く住んでいると、自然とマイナス思考が出来上がります。
マイナス思考できると、自分の欠点を見つけようとすると同時に、相手の欠点をも見つけようとする習性が身についてしまいます。

テレビをつければ、芸能人のスキャンダルや、政治家の足を引っ張るような報道ばかりが流れていて、本当に必要な情報がかき消されてるのが今のマスコミの在り方です。

今は個人メディアを持つ人が増え、マスコミでなくても、情報を流せる時代ですが、昔はテレビかラジオでしか報道を知る術はありませんでした。

情報操作された国民は、人間性をも忘れてしまうほど、自分らしく生きることに罪悪感を抱くようになりました。

しかし、インターネットの波及により、人間性の回帰がどんどん高まっていっています。

その一つの例として、オーガニック食品や、無添加食品が「ブランド化」してきてるのも、人間性を思い出させるような活動も盛んになってきました。

僕らは食べ物で体づくりをしてますが、添加物を体に取り入れれば取り入れるほど、体の中に毒が溜まっていきます。

そうすると、考え方や感じ方も添加物が増えていき、本当の自分を忘れてしまうのです。

体と心は繋がっています。

毎日ジャンクフードを食べてると、考え方・感じ方も変わっていき、イライラすることが増えたり、周りの人に八つ当たりするようになります。

そうならないために、添加物はなるべく少ない体づくりを目指した方が良いのです。

何より必要なのは『一体感』

人間性を忘れることは、キレやすい人材を増やすことになり、ろくな教育ができずに、チームワークが取れなくなり、良い仕事もできなくなります。

本当に向き合うべき課題に向き合わず、会社でも売上ばかりフォーカスされ、貢献することを忘れてしまいます。

貢献することとは、成果を求めることです。

成果とは何も売上を求めることでもありませんし、成果を求めてれば売上は勝手に伸びていくものです。

成果とは、お客さんが何に喜びを感じるのか?ということでもあるので、売上だけを判断基準にすれば、購買意欲がどこにあるのか?といった商売の基本すら忘れてしまうのです。

数字だけで判断することは、短期的な目標達成するにはモチベーションとなりますが、繁栄することは難しくなります。

短期的に繁盛しても、長きにわたって繁栄することはできなくなります。

なぜなら、会社を数字だけで判断することは、社員を人間ではなく、機械として見なしてるからです。

「操作」する支配型リーダー

機械として接すると、「操作」するようになり、リーダーではなく独裁するようになります。

本当の自分を忘れたリーダーは、独裁に走り、従業員を機械として操作します。

このような支配的なリーダーがいれば、離職率も上がり、短期の売上のめどは立ちますが、長期の売上のめどは立ちにくく、薄利多売主義になります。

そうなると、従業員を機械として操作する習性がますます強くなります。

旧来型のリーダー像とは、一つの目的に向かって「操作」することでもあります。

これからのリーダー像とは、「一体感」を創れる人のことです。

一体感とは、周りの意見を汲み取り集め、目標をみんなで創り上げ、エネルギーを凝縮することです。

旧来型だと、リーダー一人が創り上げた世界を、周りを「操作」することで向かわせていきましたが、これからの時代では、通用しなくなります。

あなたにも備わっている素質

未来型リーダー像は、共生共存することで、周りと一体させることでエネルギーを高め、そのエネルギーを凝縮させることができる能力が求められています。

女性性の時代と言われてますが、女性性と男性性の両極が使いこなせる人が、未来型リーダーとして活躍できる時代です。

上司部下といった上下関係ではなく、フラットな関係性がベースとなり、共生共存させることでより良い未来を共に創り上げていける人が、未来型のリーダーなのです。

飛び抜けた才能よりも、一体感を創り上げる能力の方が必要なのです。

日々の積み重ねで、未来型リーダーとして活躍できますし、あなたもすでに未来型リーダーとして活躍してるかもしれませんね^^

 

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