失敗は怖くない?「失敗が恥ずかしい」と考える自分から抜け出そう!

失敗は怖くない?「失敗が恥ずかしい」と考える自分から抜け出そう!

ナカタケこと中野丈矢です。

日本では失敗のイメージが、「悪いもの」と見なされてることに対し、かなりの違和感を感じています。

海外の大企業では、リスクを冒した失敗で称賛され評価されます。日本では、失敗のイメージがあまりにも悪く、ことなかれ主義になる人も少なくはないと思います。

 

失敗を怖いと思うあまり、挑戦することを忘れた人も多くなったと感じます。

 

失敗が怖いと感じる原因は、

  • 誰かに笑われる
  • 誰かに見放される
  • 人から相手にされない
  • 今の地位を失ってしまう

という、『人の視線』を意識してるものばかり。

 

人からどう見られたって、あなたの人生です。

 

『失敗は成功のもと』です。

失敗なき成功がないように、失敗を経験すれば一歩でも成功へ近づいているのです。

 

失敗を財産にしてる僕の物語を少しご案内しましょう。最後までお付き合いください。


 失敗で成功を引き寄せよう

 

まずは僕の過去の話から。
僕は会社員生活を数年ほど送り独立起業しましたが、浪人生活も数年送っています。

 

失敗経験は人生の目的に気づかせる

 

今となれば、人と違う人生を送ってたので、とても貴重な体験だったと思います。朝起きて、夕方まで誰とも話さず参考書を持って近くの図書館に行き、授業の時間になれば予備校に通ってました。

 

ですが、ある時、こう気づいたのです。

 

「誰にも影響のない人生って、辛すぎるな」

 

そう思いながら、浪人生活を送ってました。それだけでなく、高卒で就職してる友人は結婚し、子供もでき始めたタイミングでもあるのです。

 

予備校の帰りに、高校のクラスメートとばったり会いました。彼も大学3回生なので、色んな企業の話を聞きに行った帰りでした。

 

「現役で合格した人は、就職活動かあ・・・・」

 

駅のホームで電車を待ちながら、ふと感じたことがあります。それは、「自分の人生って何だろう?」ということ。それからの浪人生活は、受験勉強よりも、自分の人生について深く考え出したのです。

 

失敗で「本当の自分」が姿を表す

どうして意地でも志望校に入学したかったのか?


何年も浪人してまで、大学に入りたかったのか?

大学受験するだけでも、大金を親に支払ってもらわなければならないのに、そこまで大学受験に拘ったのか?


今思うと明確に答えることができます。その理由は、承認欲求です。


周りの人から認められるために頑張ってたのだと思います。

  • 勉強ができなければ認められない
  • 優等生でなければ相手にされない

そんなセルフイメージが、意地になって浪人してたのに気づいたのです


しかし、その意地は本当の自分ではなく、いらないプライドや意地を強くするだけ。意地が強くなればなるほど、同時に生きづらさも強くなりました。

 

失敗すれば成功へ一歩近づける

 

認められるために頑張っても、その頑張りは人生に歪みを生み出します。


運命は僕にそのように気づかせるために、浪人時代をギフトとして贈ってくれたのです。そこで大切な問いとして、「自分はどうしてその目標を達成したいのか?」ということ。


つまり、動機がとても大事なのです。


その動機が、「誰かに愛されたい」「周りから認められたい」という動機ならば、人生に歪みを生み出します。その後、僕は無事に大学に入りましたが、目標の大学生になっても違和感は残ったままだったのです。

失敗は前に進む起爆剤となる

今となれば、浪人時代は財産となる経験でした。


また、若い頃に上手くいって実力以上の成果が出てしまい、その後の人生に悪い影響が出る可能性もあります。


宝くじに当たった人のその後の人生を追っていくと、破産してる人もいます。

僕の場合は、20歳で描いた人生を歩めなかったのが30代になった今に前に進む糧となっていると感じます。

 

もしも、自分の器以上の現実を手に入れて勘違いしたまま生きるよりも、20歳という若い時期に思い通りに行かない経験をたくさんしたことが、今となれば前に進むための起爆剤となってくれると感じてます。

 

正解は自分でつくり出すもの



起爆剤・・・・

 

と書きましたが、物事を深く考えたり、もっと広い視野を持つことが、今後の人生に活きてくると確信し、大学の図書館にこもる習慣ができました。


どんな本を読み漁ったのか?というと、稲盛和夫や松下幸之助、ピータードラッカーなど時代を引っ張るリーダー達の思考を徹底してインストールしました。

 

大学受験は、出された問題に解答さえすれば良く、記憶した情報が「正解」「不正解」というテストです。正解の数が多ければ合格、基準以下なら不合格と見なされます。

 

そういったことからも大学に入るまでの人生は、記憶したことを試験で正解すればOKでした。しかし、「経営」や「ビジネス」となればまったく別問題です。

 

経営やビジネスには「正解」なんてありません。なぜならば、正解は自分で作り出さなければいけないからです。

 

 

失敗で大きくなる人


また、これから起業する方にコンサルティングする時、僕はいつもこうアドバイスします。

それは、「起業は選挙活動に似ている」と。その理由は、起業とは世の中を少しでも良くするため、自分から仕掛ける行為だからです。


だからこそ、起業家になるならば、「指示待ち」「待ってればチャンスが来る」「正解は誰かがくれる」といった思考が足かせになってしまうのです。

 

先ほども述べたように、起業とは選挙活動に似ています。

  • どんな世の中にしたいのか?
  • その世の中にするため、どんな活動をするのか?
  • どうして自分がやらなければいけないのか?

このような動機が常に問われてくる働き方が「起業家」「経営者」です。

突き抜ける経験をしよう


自分なりに頑張ってはいるけれど、自分なりの努力では届かない目標というものがあります。「自分なり」というものが難しく、人はついつい楽してしまう存在です。過去の自分をアップデートする気持ちも必要で、突き抜ける経験が人生を変えてくれます。

 

僕にとっての突き抜ける経験は、未経験分野での起業です。そして、それに伴う情報発信です。情報発信を通じて少しづつ影響を与えることができました。その目安としてアクセス数UPです。

しかし、守りに入って自分の価値観を大事にし過ぎていれば、積極的に影響を与えることができず、雪だるま式に解決すべき課題が山積みになっていきます。つまり、早かれ遅かれ、突き抜ける経験は必ずやってくるのです。

 

また、僕はこう思うのです。

 

それは、生きている限り、誰かに影響力のない人生はありえないということ。
だからこそ、あなたも必ず誰かに影響を与えているのです!


 

失敗は怖いから行動しないのは、勿体なさ過ぎる


「自分なんて価値がない」と思い込むことで、自分が歩むべきストーリーから避けていれば、挑戦しなくても生きていけます。

 

もし挑戦をやめれば、可能性を失います。可能性を失えば、生命力も失ってしまいます。

 

しかし、「挑戦しない人生」にも、メリットはあります。それは、失敗して落ち込む必要がなくなる、ということです。

 

もしも今、あなたの周りに失敗を恐れて行動しない人がいるならば、おそらく失敗することを想定し、落ち込んでしまうのを避けてるだけなのです。

 

完璧主義をやめよう。手探りでも始めよう

 

失敗が怖い原因は、完璧主義だからです。完璧主義で生きづらさを感じる人も多いように、ひょっとすると完璧主義も現代病なのかもしれませんね。

 

 

また、今の学校教育も完璧主義を育てる方針である事からも、失敗を恐れる人が増えているように感じています。

 

さらに、学校の試験でも「正解」「不正解」のように、完璧主義を促す思考パターンを強くさせています。社会に入っても、「これで良いのか」と正解ばかり求める人も増えています。

 

法人コンサルでも完璧主義の社員を、自発的に促す取り組みをしていますが、それらの方へヒアリングを重ねていけば、幼少期の記憶が完璧主義をつくっていることを学びました。

 

例えば、

  • 厳し過ぎる家庭環境
  • 規則やルールを守る事ばかり強いられた
  • 自分らしく生きようとすれば反対された

など様々です。

 

完璧主義をやめるには、自分の基準を持つ事からスタートしましょう。自分の基準とは、自分の視点のことで、「自分はこう考える」というもの。

 

これは学校の教科書や会社のマニュアルには記載されていません。だからこそ、正解を自分でつくっていく必要があるのです。

 

 

まとめ

ここまで見てきたように失敗は決して恥ずかしいものでもなく、失敗したからといって見放されることはありません。

 

失敗で人は大きくなるからです。失敗で自分の甘さに気づかされたり、歩むべき本当の道に気づかされることもあります。

 

それだけでなく、失敗で傷つくたびに光り輝くダイアモンドになれるのです。

 

確かに日本という国は先進国です。ですが、文明が人間を追い越してしまい、AIが人間の仕事を奪う時代が来ています。その仕事は、替えのきく仕事。例えば、コンビニのレジ打ちや新聞配達、映画館のチケット売り場など、マニュアルさえこなせば誰だって出来る仕事です。

 

完璧主義はマニュアル通りに動きますが、完璧主義こそ人生の目的を見つければ大化けする可能性も十分に考えられるのです。

ライター紹介 Writer introduction

takeyanakano

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