中野丈矢です。
「やりたいことをやりたい」と思えど、色んな本やセミナーに行っては自己分析したり、なかなか見つからずに焦って苦しんで、挙げ句の果てには「やりたいことは、どこにある?」って明け暮れたり(笑)
僕がコンサルしてる時に、そのような相談を受けたこともあって、それも「私のやりたいことを当てて下さい」とでも言いそうな表情で(笑)
その質問に対し、僕はど直球に、それも渾身のストレートを投げ込んで、「やりたいことは、探すもんじゃない」って答えた記憶があります。
なぜなら、「探して見つかるなら、すでに見つかっている」から。
僕自身も、やりたいこと探しに明け暮れた経験があるので、その焦りや苦しみはよ〜〜〜く分かります。けれども、コンサルを受けに来る時点で、すでにやりたいことなんて、本人は気づいているもの。
この記事では、やりたいことは、探すものじゃない!そして、やりたいことを探すのは、めちゃ簡単!っていうことを解説しました。
やりたいことは絶対に探してはいけない
やりたいことって、本人はすでに気づいているんです。色んな自己分析ツールや才能診断をして、その結果を見て「うん、それ知ってた」「やっぱりそう?」って内心思ってしまうのがその理由。
「じゃ、やれよ」っていう話で(笑)
でも、「確信がまだないから」といって、いくら自己分析や才能診断しても、「これだ!」という感覚はなぜ来ないのか?
それは、やりたいことさえやれば、心の底から「ああ、幸せ!」と、思えてるハズって、どこかしら思ってるからで。
「いつかは白馬の王子様が現れるかもしれない」
「朝、目覚めると、才能が降ってくる」
など、ユートピアに連れてってもらえるんじゃないか?っていう幻想と似ています。
学生ならかわいいけど、社会人ならかなり痛い。。。
しかも、やりたいことでお金を稼ぎたいって言うのなら、なおさら。そんな他人任せなマインドでは、絶対に稼げないようにこの世はできています。
また、やりたいことさえやれば、何か偉業を成し遂げられるイメージが先行してしまって、やりたいことさえやれば、気持ちが大きくなって「何でもできる!」と大いなる勘違いしているのかもね。(※経験談より)
天才とバカは紙一重って言うけれども、上記の例は明らかにバカ。
天才ならば、やりたいこと探しなんてせずに、すでに行動していますから。
イチローが、「実はヒット打ちたいんです!」って言うのを想像できますか??
もちろんできませんよね。
ヒットを打つために、毎日ユンケルを飲んでますから。(←そっちかい!w)
快と不快はワンセット
やりたいことさえ見つかれば、心の底からハッピーを感じられるかどうか?っていう疑問だけど、残念ながら感じられません。
少なくとも、僕自身の体験談や、クライアントさんとの物語を通じても、そのような覚醒は起こったことはありません。(ちなみに、覚醒とは、起きるものじゃなく、起こすもの)
人間には、2種類のとある本能があるのを知ってますか?
その二つとは?
たぶん聞いたことあると思うけれど、それは不快の回避と快楽の追求の2種類の本能。で、やっかいなのが、どちらか一方だけを体現できるんじゃなく、快と不快はワンセットなんです。
つまりは!だ、、、
やりたいことをやるという快を選択すれば、その反対、つまりやりたくないじゃなく、恐れが必ず出てきてしまうってこと。
その恐れが、どうにかこうにか現状維持させようとして、ありもしないようなデッカイものをイメージさせ、密かにやりたいことに気づいているんだけれども、「これじゃないんだよ」って、知らせてくる。実にやっかいな仕組み。
でも、この恐れの仕組みは僕らを守ってくれてる本能でもあります。この恐れの本能がなければ、リスクのことなんて一切考えず、返済するのを考えずに借金してフェラーリや別荘を買ったり、よけいなバブル感を漂わせて、人生を崩壊へと導いてしまう。
こうならないように、恐れは必要になってくるわけで。
だからどうしても、やりたいことに気づかないようにして、現状維持させるのが、人間の本能だから、どうしても、やりたいことをやろうとすれば、必ず恐れが出てきてしまう。
だから、やりたいことほど、どうしても恐れが出てしまうのは仕方のない本能。
恐れと向き合うというのも、むやみに恐れを創って原因探したりするようなことじゃなく、やりたいことをやるのって、怖いことなんだよっていうことが真理。
やりたいことは、探せば見つかるののじゃなく、実はすでにやっていること。
だからこそ、さっさとやりきるしか道はないのです!