自分を変えたいなら、コンフォートゾーンを抜け出そう

自分を変えたいなら、コンフォートゾーンを抜け出そう
ビジネスコーチ/ビジネスコンサルのナカタケこと中野丈矢です。

「今の自分を変えれば、きっと何事も上手くいく・・・」

僕自身も過去に何度もそう思いました。

セミナーに参加したり、色んな自己啓発本を読んでみたものの、なかなか変われない自分をだんだん嫌いになっていきました。次第には、「自分を変えるなんて無理だ」なんて半ば諦めムードになったことも。

当時は会社員でしたが、今思うと、「自分を変えたい」と思っていても、自分を変えられない理由にも納得がいくようになったのです。

その理由とは、「想像以上の自分はコンフォートゾーンにいる」ということ。つまり、いくらセミナーに参加しても、昨日と同じような生活をしていては自分を変えられないのも当然です。

会社と家との往復だけの生活では、「自分を変えたい」と思っていても人生を変わらないのも当然です。また、たくさん自己啓発本を読んで、インプットしてもアウトプット(行動)する機会がなければ、想像以上の自分に出会うことは一生ありません。

この記事では、自分を変えたい人へ向けて、想像以上の自分と出会うためのプロセスをご紹介していきますね。じっくりご覧ください!



自分を変えたい人が理解すべき3つの領域

「自分を変えたい」と思っていても、なかなか変われない日々が続くと「どうして自分だけ?」って自己否定に陥ってしまいますね。また、SNSを眺めては「あの人と比べて・・・」とさらに自己否定が強くなってしまいます。

そんな時こそ、自分に意識を向けてみましょう。自分に意識を向けることで、何をすべきかがハッキリと分かるからです。なぜならば、自分の外側だけを見ていても、何も生まれないし、何も変わらないからです。

「自分を変えたい」と思う人がまず、取り組んでいきたいのは「心地良さから抜け出す」ということ。なぜならば、自分を変えるためには、心地良い毎日から抜け出す必要があるからです。

この「心地良さ」をコンフォートゾーンと呼びます。

コンフォートゾーンとは?

想像以上の自分に出会うには、慣れ親しんだ毎日の習慣(コンフォートゾーン)から抜け出さなくてはなりません。

過去の僕は、セミナーや自己啓発本で学んではみたものの、コンフォートゾーン(慣れ親しんだ毎日の習慣)から抜け出さなかったのです。

毎日同じ時間に起きる→毎日同じ時刻の電車に乗る→毎日同じ場所(会社)に行く→毎日同じ人と顔を会わす・・・・というように、知らず知らずのうちにコンフォートゾーンにどっぷりハマり込んでたのです。

しかし、そんな毎日でも満員電車に乗ることも。満員電車に乗ればストレス度合いも上がります。混雑すればするほど、ストレス度合いも上がっていきます。

自分を変えるには、このストレス度合いも上げて行かなくてはいけないのです。なぜならば、コンフォートゾーンを抜け出そうとすれば、必ずストレスも増えていくからです。


3つの領域

想像以上の自分と出会うために、3つの領域について理解していきましょう。

その3つとは、
  1. コンフォートゾーン(安心安全領域)
  2. ストレッチゾーン(不安やストレスを少し感じる領域)
  3. パニックゾーン(不安やストレスが強い領域)

です。

「今の自分を変えたい」「停滞感から抜け出したい」と考えるならば、まずはコンフォートゾーンを出て、ストレッチゾーンに飛び込んでみましょう。

『ストレッチゾーン』とは、運動する前のストレッチと同じように少しづつ負荷をかけていく領域。つまり不安やストレスを少しづつ与えていきながら、体を強い負荷に耐えられるようにしていく領域とも言えるでしょう。

少しづつ強い負荷にも耐えられる体づくりが出来たなら、今度はさらに強い負荷を加えていきます。「できるかどうか分からないけれど、とりあえずやってみよう!」という気持ちがとても大切です。つまり、強い負荷を自分に加え続ける領域が必要になってきます。この領域を『パニックゾーン』と呼びます。

今の自分を変えたい気持ちが強すぎて、いきなりパニックゾーンに飛び込んでも、不安やストレスがかかり過ぎてしまい、自分らしさや自分を見失ってしまいます。

かと言って、心地良過ぎると自分を変えられないし、長い時間コンフォートゾーンに居ても、そこから抜け出せなくなってしまいます。

自分を変えるには、コンフォートゾーンを抜け出して、ストレッチゾーンでまずは自分を変えるための習慣づくりから始めてみましょう。

なぜならば、想像以上の自分と出会うには、習慣づくりが基本ベースとなるからです。

 
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今の自分を変えるため、コンフォートゾーンの外へ

今の自分を変えたい気持ちが強い人は、願望達成しようと努力する人です。強い気持ちがついつい空回りしてしまって、いきなりパニックゾーンに飛び込む人も少なくはありません。

かつて僕自身も、手に届かないことに挑戦したこともあります。結果は当然失敗です。とてもショックでしたが、今になっては良き思い出です(笑)

確かに、今となってはその「失敗経験」は、僕にとって良き思い出です。しかし、失敗が続いてしまうと、なかなか立ち直れない人も少なくはありません。中には、「自分にはやっぱり無理なんだ」と諦めてしまう人も。

今の自分を変えるためには、「人生を変えられるんだ!」という「自信」と「確信」が必要だったのです。その「自信」と「確信」をセルフイメージと言います。セルフイメージは、習慣が作っています。だからこそ、想像以上の自分と出会うためにも、この習慣づくりが基本ベースなのです。

では、「習慣づくり」とは一体何なのか?具体的に見ていきましょう。

小さな成功体験からスタートしよう

習慣づくりとは、ストレッチゾーンに居続けながら、コンフォートゾーンを広げていくこと。

例えば、朝8時に起きていた人が、いきなり毎朝5時に起きるのは、とてもじゃないけど体がついていきません。それどころか、寝不足で仕事が手に付かないことも。

まずは7時おきの体づくりしながら、「6時起き」→「5時起き」へシフトしていくのが、ストレッチゾーンとの賢い付き合い方です。

これが小さな成功体験です。

小さな成功体験が、セルフイメージを上げてくれます。そして、セルフイメージが「自分はできるんだ」という自信と確信に繋がるのです。

大きな成功を掴むために、小さな成功体験が必要だったのです。これは何事にも言えることで、例えば毎日ブログを書こうと決めた、としますね。

いきなり「ブログで集客するぞ!」と意気込んで、パニックゾーンに飛び込むよりかは、ブログ集客のための習慣づくり(ストレッチゾーン)からスタートしていくのが、遠回りに見えて、実は最短距離だったのです。

習慣は自信や確信に必ず繋がります。だからこそ、継続は財産なのです。
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小さな積み重ねが想像以上の自分へ連れていく



メジャーリーグで大活躍したイチロー選手も、習慣の大切さについてこう残しています。

それは、
小さな積み重ねがとんでもない場所へ連れて行ってくれる
と残しています。

イチロー選手は、毎日決まった時間に同じ練習して、同じルーティーンで練習をしていたことで有名です。それだけでなく、毎朝カレーを食べていたことも有名な話ですね。

ルーティーンをこなすことで、シーズン最多安打というメジャー記録を塗り替えるための、「自信」と「確信」を積み重ねていったのだと僕は考えます。

たかがルーティーン、されどルーティーン。

「シーズン最多安打」という大記録も、このようにストレッチゾーンで毎日の習慣づくりがベースとなっていたのです。

準備のないところには大記録がやってこないように、いきなりパニックゾーンに飛び込むよりも、少しづつでも大丈夫です!

自分なりのペースでストレッチゾーンで、今の自分を変えるための習慣づくりからスタートしてみましょう。
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いつでもチャンスを掴む人は何をしてるのか?

自分を変えたい気持ちが、人生を変えてくれます。ここまで見てきたように、自分を成長させ、人生を変えるには、コンフォートゾーンを抜け出して、ストレッチゾーンで習慣づくりしながら、強い負荷に耐えられる自分づくりが必要でしたね。

タイミングが来たら、いつでもパニックゾーンに飛び乗れる自分づくりも必要です。チャンスの神様は、前髪しか生えてないので、「チャンスだ!」と思った瞬間に、飛び込まなければ、チャンスは逃げてしまいます。

だからこそ、いつでもチャンスが来ても良いように、自分を変えるためにも自分づくりが必要だったのです。つまり、いつでもチャンスを掴んでる人は、いつも準備万端なのです。

自分のペースで進んでいこう

3つの領域をご紹介しましたが、自分のペースで進むことが近道だと考えます。なぜならば、3つの領域には感じる領域に個人差があるからです。

人によって、感じるストレス度合いが違うように、初めから強い負荷に耐えられる人もいれば、しっかりとストレッチしてから強い負荷に耐える人もいます。

自分のペースで進むことは、自分と向き合うことがとても必要です。なぜならばストレッチゾーンと感じるのは、個人差があるからです。もちろんパニックゾーンだと感じるのも、個人差があります。

人と比べて自分を見失うよりかは、自分と向きあって自分のペースで進んだ方が、遠回りに思えて近道だと先に述べました。

あなたのことを理解してくれる人、例えばあなたなりの3つの領域を示してくれるコーチやコンサルに伴走してもらうことで、小さな成功体験を積み重ねることができ流でしょう。

その小さな成功体験が、想像以上のあなたを引き寄せてくれるはずです!

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