個人で起業するには、ブログコンセプトはめちゃくちゃ大事です。
さらにサロンや美容院、個人塾や飲食店など店舗型ビジネスはもちろん、セラピストやカウンセラー、コーチングやコンサルタントのような無形ビジネスにおいて集客するにはブログは欠かせません。
なぜならば、コンセプトによっては「選ばれるか選ばれないか・・・」という、まさに運命の分かれ道を歩くことになります。
とは言っても、「コンセプト」と聞くと「フワッ」とした説明しかされてません。
それもそのはず。コンセプトとは、人によって違うから。
今回の記事では、幸せに稼ぐためのブログコンセプトの決め方についてお伝えしていきますね。
最後までじっくりご覧ください。
なぜブログにはコンセプトが必要なのか?
どうしてブログには、コンセプトが必要なのでしょう?
その理由の一つに、ビジネスにとってブログとは「心臓」に当たる部分だからです。つまり、人間と同じく心臓さえ健康ならば、そのビジネスは生き残ることができるのです。
そこでまずは、ブログのコンセプトの大切さについてお伝えしていきます。
個人起業家にとってコンセプトとは生き方そのもの
「コンセプト」と一言に言っても、10人10色の答えを持っています。
「概念」と定義する人もいれば、
「思想や考え方」と定義する人もいますし、
中には「世界観」と定義する人もいます。
調べれば調べるほど「フワッ」とした抽象的な説明がほとんどなのが「コンセプト」です。
僕は、「コンセプトとは生き方そのもの」と答えています。
「コンセプトとは、生き方そのものだ・・・」と言われても、これまた「フワッ」とした説明ですね。それでいて、分かったような分からないような・・・・
そんな感じを持っているのではないでしょうか?
ブログコンセプトで選ばれるかどうかが決まる
なぜ、ビジネスなのに生き方が出てくるのか?
その理由には、幸せに稼ぐ生き方のコンセプトでもある「人生と事業の底上げ」にあるからです。
お客さんはあなたの生き方で選んでいるのです。もちろん、サービスの質や商品の機能性も選ぶ理由にはなるでしょう。けれども、サービスの質や商品の機能性だけでは、「選ぶ決定打」にはならないのです。
もしも、商品の機能性だけで選ばれるのだとすれば、日本の家電メーカーが市場シェアNO.1になるでしょう。海外の電気屋さんには日本メーカーの製品ばかり並んでもおかしくはありません。
しかし、現実はそうではありません。
この受け入れ難い残酷な理由の一つに、「コンセプトが分かりにくい」ということ。もちろん、コンセプトがないわけではありませんが、日本の家電メーカーは機能性は高くても、Apple製品のような「革新的なコンセプト」がないからです。
もしも、国内メーカーがApple社のような革新的なコンセプトを持つ企業があるならば、今ごろ世界をリードしていたはずです。けれど、国内メーカーは、「良い製品を、より安く」というハイスペックすぎる機能性が故、選ばれる理由を見失ってるのが国内メーカーの現状です。
これは個人起業家にも言えることで、コンセプトが分かりづらく、曖昧なものでは選ばれにくい・・・ 選ばれない・・・という受け入れ難い現実と直面してしまうのです。
ブログコンセプトに人は集まってくる
ビジネスでは、世界に一人しかいない「あなた」の魅力を最大限に伝えていく必要があります。
なぜならば、「あなた」という人間は世界に一人しかいないからです。
というのも、あなたの生き方(=コンセプト)を通じて、あなたに魅力を感じる人が集まってくるからです。
コンセプトでお客さんが決まる
生き方に人は集まるのですから、決して八方美人になる必要はありません。むしろ、一方美人でちょうど良いくらい。
特に、個人で起業する場合、多くの不特定多数の人を相手にビジネスをするわけではありません。吉野家やユニクロのように、不特定多数のヒットへサービスや商品を届ける必要はないからです。
それよりも大切なのは、「お客さんを決める」こと。お客さんは神様の時代は、とうに過ぎました。お客さんは神様ではなく、仲間だからです。「あなた」に、魅力を感じてくれた仲間です。
あなたの魅力を最大限に引き出すには、一方美人になること。つまり、お客さんを選ぶことも大切です。そのためには、「お客さんとして選ばない人」も同時に決めていく必要があるのです。
「ビジネスするには、たくさんの人に知ってもらいたい!」と思うのが普通です。しかし、選ばれる起業家は、お客さんを選んでるから選ばれているのです。お客さんに選ばれるには、八方美人になある必要は一切なく、「お客さんに選ばない人」も同時に決めていく必要があるのです。
リーダーの役割
僕のHPは、「幸せに稼ぐ生き方」というタイトルを付けていますが、これも八方美人的な発想から生まれたものではありません。
稼ぎ方を伝えるならば、せどりやアフィリエイト、投資で上手くいく話をすればいいわけです。しかし、幸せに稼ぐ生き方とタイトル付けしたのも、人の本能に根差しているからです。
その本能とは、「人の役に立ちたい」という本能です。八方美人ではなく、「自分を活かしながら人の役に立ちたい人」へ向けて、お伝えしているわけです。つまり、「人の役に立ちたくない」「楽して儲かりたい」という方には選ばれていないわけです。
「ブログを書く」ということは、あなたは読者にとって船長(リーダー)になるわけです。
・目的地(あなたの目的や夢)へ向けて、
・どのようなルート(方法ややり方、考え方)
・どんな人なら共に旅に出かけて共に目的地に行けるのか?(お客さん/理想客)
・どのようなルート(方法ややり方、考え方)
・どんな人なら共に旅に出かけて共に目的地に行けるのか?(お客さん/理想客)
これらがブログコンセプトになるわけです。
目的地不明な船なんて、誰も乗りたくありません。ましてや「大阪行き」と書いてるのに着いたのは地球の裏側ブラジルだなんてことはありえないでしょう。
けれど、ブログコンセプトに関しては、そう言ったありえないことは起こりがち。ブログコンセプトが決まらない場合、もう一度見直してみて下さい。
次の項目では、もっと具体的にしていきましょう。
ブログコンセプトの決め方
ここまでブログコンセプトの必要性をお伝えしてきました。ブログコンセプトがめちゃくちゃ大事・・・であることを少しでもご理解頂けると幸いです。
「ぼやっ」としたコンセプトよりも、「ギュッ」と凝縮されたコンセプトの方が印象に残りやすいです。それでいて、分かりやすいコンセプトなら「もっと良し!」でしょう。
では、分かりやすいコンセプトの決め方について見ていきましょう。
ブログコンセプトは5つのフレームワークに当てはめて考えればいい
あなたのブログは読者さんにとって「船長(リーダー)」であるとお伝えしました。
船長であるからには、
- 目的地
- ルート
- 乗組員
これをブログコンセプトのフレームワークとして5つに細分化してみましょう。
(1)誰に対してのブログなのか?
まずはあなたのブログの乗組員を決めましょう。つまり、読者を決めれば良いのです。
個人でビジネスするには特に、お客さんを決めるのがポイントです。
ブログのコンセプトの決め方も同じく、誰に向けて書くのかを明確にしましょう。
ポイントは2パターンありますが、
- 過去の自分
- 力になりたい身近な人
(2)どんな悩みを解決するブログなのか?
乗組員を決めたらば、今度はその人たちが抱える悩みを調べていきましょう。調べていけば、必ずコンセプトは決まります。
「過去の自分」が抱えていた悩みならば、今の自分ならばどのように助言できるのか?という視点に立ってみれば良いでしょう。
また、「力になりたい身近な人」が抱えてる悩みならば、実際に聞いてみると良いです。さらに、人から相談される内容は、共通してることが多くその中にブログコンセプトの決め方のヒントが隠されているはずです。
(3)どんな欲求を満たすブログなのか?
続いて、乗組員が抱える欲求を明確にして見ましょう。
例えば、
「コーチングしているけど、なかなか集客できない」という人へは集客できるプロセス
「在宅でパソコンで稼ぎたい」という欲求を持つ人へはそのプロセス
「家でもセルフエステできるようになりたい」という欲求を持つ人へはその方法
「運動不足解消に、部屋でエクササイズの方法が知りたい」という欲求を持つ人へはその方法
人それぞれ欲求がありますから、乗組員の欲求も調べることでブログコンセプトは決まっていくでしょう。
(4)何を解決するブログなのか?
乗組員が抱える悩みや欲求がわかれば、今度は解決方法を示しましょう。
乗組員(お客さん)が抱える悩みや欲求に対して、どのようなルート(解決方法)ならば最短距離で目的地に進んでいけるのか?
この辺りもブログコンセプトの決め方において重要になってきます。
(5)解決するとどんな未来が待っているのか?(目的地)
あなたのブログの目的地を示しましょう。
例えば、「幸せに稼ぐ生き方」も僕のビジネスの目的地です。
人によっては、「パソコン一台で自由なライフスタイルの実現」だったり、「引きこもりでも稼げるようになる」だったりするでしょう。
または、「YouTuberになって有名になる!」のが目的地の例です。
目的地を示すことで乗組員が迷わずに「あなた」というリーダーについてきてくれるのです。そのためには、あなたがゴールを設定しなければなりません。
乗組員のためにも目的地を設定してみましょう。
(6)なぜそのビジネスをやるのか?
まさに生き方が現れるのが、「なぜ?(why)」の部分です。
つまり、あなたがビジネスをやる理由を聞いた人が、「この人に着いていけば間違いない!」と思ってもらえれば良いのです。つまり、あなたの読者があなたのことを船長(リーダー)として思ってくれるかどうかは、この「なぜビジネスをやるのか?」で決まるのです。
例えば、「稼ぎたいからコーチングやってます!」という人からはコーチングして欲しいと思わないでしょう。少なくとも僕はそうです。
「楽して稼ぎたいからカウンセラーやってます!」という人や、「時間効率がいいからコンサルやってます!」という人からへは、僕はお願いしたくありません。
目的地まで連れていく覚悟を持っているかどうかも乗組員はちゃんと見ています。だからこそ、「あなたがビジネスをやる理由」も明確にさせましょう。
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まとめ
ブログコンセプトの決め方に必要なフレームワーク6つをお伝えしました。
その6つとは、
- 誰のためのブログなのか?
- その人のどんな悩みを扱ったブログなのか?
- その人のどんな欲求を扱ったブログなのか?
- 何を解決するブログなのか?
- あなたのブログを読めばどんな未来が待っているのか?
- あなたは何故、そのビジネスをやるのか?
6つに当てはめれば、必ずブログコンセプトは見つかるはずです!
想像以上の自分と出会うにはブログコンセプトを決めなくてはいけません。一つづつ着実に進めていきましょう!
やって、やれないことはありません^^