自己啓発って何をするのか?正しい自己啓発の取り組み方について。

自己啓発って何をするのか?正しい自己啓発の取り組み方について。
ナカタケこと中野丈矢です。

経営者や起業家が自己啓発に取り組む姿が、SNSやWEB上でたくさん見られますね。

そもそもとして、自己啓発って何をするのでしょうか?

自己啓発にもたくさん種類がありますが、大きく分けて二つあります。
  • 洗脳型
  • 教育型
この二つに分けられます。

この記事ではその二つの違いについて述べるとともに、「自己啓発を通じて何をするのか?」という切り口で、
  • 従業員であっても全員フリーランス
  • 生きる目的(コア)の重要性
  • 自分に与えられた役割を果たす
ということを述べています。

そもそも自己啓発とは?

「自己啓発」って何をするのでしょう?

Wikipediaを参照すれば、
自己啓発(じこけいはつ)とは、自己を人間としてより高い段階へ上昇させようとする行為である。「より高い能力」、「より大きい成功」、「より充実した生き方」、「より優れた人格」などの獲得を目指す。
と書かれてあります。

ここでは「自己を人間としてより高い段階へ上昇させようとする行為」と書かれていますね。

会社経営者や起業家が自己啓発に取り組むのも頷けます。



会社の運命を背負った経営者の判断一つで、会社の方向性が決まるのですから、日頃からアンテナを立てておかなければ、時代に取り残されてしまいます。

また起業家としても、自己啓発に取り組んでおかなければ、新しいイノベーションを起こすことは難しくなります。

経営者や起業家のように「自分を通じて世の中を良い方向へ変えていく」という意識ある方が自己啓発に取り組むことは、大いに有意義になるでしょう。

しかし、「自己啓発」って一言では済まされないほど、たくさん種類があるのです。

中には「怪しい自己啓発」まで存在するのです。

では、ハマってはいけない怪しい自己啓発ってどんなものがあるのでしょう?

X Japan Toshiさんの洗脳騒動

日本を代表するX Japan Toshiさんの洗脳騒動をご存知ですか?

Toshiさんは自己啓発セミナーに参加して、12年間に15億円以上の支払いをされたそうです。



ご本人としても「良かれ」と参加した自己啓発セミナー。

ですが、超がつくほど人気だったX Japanの存在を、その自己啓発セミナーでは「諸悪の根元」とToshiさんを罵倒し続けたのです。

当時のX Japanのライブの様子を見てみると、Toshiさんだけビジュアル系ではありません。

他のメンバーは、「ビジュアル系バンド」ということもあって、カラフルな格好をしていました。

ですが、その自己啓発セミナーでは「諸悪の根元」と洗脳され続けてたので、ファッションの洗脳どころか、メンバー離脱にまで発展したのです。


(Toshiさんは右から2番目)


自己啓発セミナー≠洗脳

この騒動のきっかけは、”自己啓発セミナー”からスタートしました。

「自己啓発セミナーは怪しい」「洗脳だ!」と誤解を生んでも致し方のないことかと思います。

「自己啓発を洗脳」と捉える人も多く、その理由として「外の世界を必要としてはいけない」という教えがあるのです。



世の中にたくさんの自己啓発がありますが、この「外の世界を必要としてはいけない」ということを教わったり、もしくはそのような臭いのするセミナーだったら、まぎれもない洗脳です。

つまり、自己啓発セミナーを主催する人が囲い込みすることで、帰属意識を強くしているのです。

Toshiさんも例外ではありません。

自己啓発セミナーでは「脱会したらひどい目にあう」と脅されていたそうです。

洗脳型の自己啓発では、「外の世界を必要としてはいけない」という教えがベースです。

X Japanを「諸悪の根元」と罵倒したのも、「外の世界」だからです。X Japanの活動そのものは多くのファンを勇気付けているのはまぎれもない真実です。

ですが、Toshiさんがハマってしまった自己啓発セミナーからすれば、X Japanは「外の世界」です。そして、必要としてはいけないのです。

メンバーとして脱退・・・

も自己啓発セミナーによる洗脳が原因だったのです。

不安につけこむのが洗脳

洗脳型自己啓発の、根元となる考えは「外の世界を必要としてはいけない」です。

ですが、生きてれば弱気になることも。さらに、何かにすがってでも生きないと自分が消えてしまう気分になることも。

そんな不安で仕方のない日々を過ごしてるときに、不安につけこむように入り込んでくるのが、

悪魔は天使の顔でやってくるので、はじめは救いの神が現れたかのように見えます。

ですが、自己啓発セミナーにハマり込んでいくうちに、人生を根こそぎ奪われてしまいます。
  • 財産
  • 家族
  • 健康
  • 信頼
  • 友人
など、これまで培ってきたすべてを、洗脳型自己啓発によって失ってしまうのです。

なぜなら、「外の世界を必要としてはいけない」からです。

洗脳型自己啓発セミナーで教えられることは、
  • お金持ちは悪
  • 家族を入信させよ
  • 私の言うことを聞けば天国へ行ける
  • 私の言うことだけを信頼しなさい
  • 友人はいらない
そのようなことを刷り込まされます。

不安で仕方のないときって、何かにすがりたくなります。

その不安に入り込んで、まるでドラッグのように人生を破滅へと、知らず知らずのうちに近づいているのです。

時代の移り変わり

洗脳型自己啓発について見てきました。

人は誰かに洗脳されると、だんだん小さな世界へ閉じこもって生きるようになります。

何度も述べますが、それはやはり「外の世界を必要としてはいけない」という教えがベースとなってるからです。

洗脳型自己啓発のドラッグ性について述べてきましたが、どのようにすればそれが「洗脳型だ」と見分けがつくのか?

少し見ていきましょう。

洗脳と教育の違いについて

洗脳型自己啓発の特徴はこれまで述べてきたとおりです。

これに付け加えるものとして、「操作主義」であること。

この操作主義というのは、「私のため」がベースとなって相手をコントロールしようと働きかけること。

この見分け方が難しいところですが・・・



というのも、正直で真面目で誠実な方は、「これはエゴか?」「相手を操作してないか?」と自問自答しながら相手の方と関ることを意識してます。

ですが、教育とはそもそもとして、教科書のような範囲が決まってる内容を教えることではなく、「本来性への回帰」がベースとなっています。

「本来性への回帰」とは、言い方を変えるならば「自分らしく生きる」という表現にもなるでしょう。

そして、自分の人生に責任を持つことでもあり、仕事をする上で必要な意識がこの「本来性への回帰」によって養われるのです。

しかし、洗脳型だと、本来性への回帰ではなく、その逆をいくアプローチで関わろうとします。

つまり、課関われば関わるほど、本来性への回帰から遠のいてしまうのです。

「操作主義になってないか?」を考えるヒントとして、
  • 相手が本来性の回帰する”きっかけ”になってるか?
  • 才能を開花させ、より広いフィールドで羽ばたく”サポート”をしているか?
  • 相手が自分がいなくても自立して考えて行動していけるよう促してるか?
  • その人に与えられた役割を担う環境を整えてるか?
  • 相手が生きる目的を持って接してくれてるか?
  • 従業員でもフリーランスのような責任と行動力を備えてるか?
挙げればキリがないのですが、まずはこれらを意識されてみて下さい^^

窓際族と出世頭の違い

洗脳型と教育型があるのを見てきました。

しかし、僕は「洗脳型が悪い」「教育型が良い」と言ってるわけでなはありません。

ベースとなる考えが違うのです。



というのも、洗脳型を選ぶ人もいれば、教育型を選ぶ人がいる、と「違い」があることをお伝えしています。

そして、会社でも窓際族として、会社にいてもどんどん端っこへ押しやられる人は、どちらかと言えば、洗脳型を選ぶ傾向が強いです。

それはなぜか?

誰かに指示を受けて動くタイプだからです。

洗脳型の刷り込みをしてきた人は、相手にもそれを強要します。

もしも、あなたの目の前に「洗脳型」のタイプが現れたなら、その人は「外の世界を必要としてはならない」という刷り込みを受けて育ったのです。

逆に、出世頭の人は自分で考えて自分で行動します。

生きる目的も明確なので、自分の適正を知っていると共に、相手が自分をどう見ているのか?について感じ取る嗅覚も優れています。

つまり、本来性への回帰へ進んでいる、と言えるのです。

マインドの違い

マインドの違いにも触れたいと思います。

洗脳型を選ぶ傾向ある人は、自分がどの方向性を選べば良いかさえ、誰かの判断基準を用います。

「誰かの判断基準を用いる」と述べましたが、これにもメリットがあるのです。それは、誰かの判断基準を用いることで、安心安全の保証を得ているのです。

これがつまり、「私たちの生活を保証してくれるんでしょ?」というある種の保険とも言うべき交換条件を、誰かの判断基準で生きることで得ているのです。

さらに、自己啓発セミナーに参加するきっかけは、人それぞれですが特にこの傾向の強い人は、「お金を払ったから(何もしなくても)満足させてくれるんでしょ?」という交換条件としてお金を支払っているのです。
  • 参加すれば私の存在を認めてくれる
    →その代わり洗脳されることを選ぶ
  • 安心安全が欲しい
    →その代わり従順になることを選ぶ
といった図式が成立するのです。

昔は終身雇用制度もあって、会社に所属してれば生活の保証までしてくれた時代もあります。

時代は変わって、どこかに所属することで生活の保証をしてくれるところは、どこにもありません。自分の手で人生を切り拓いていかなければならないのです。

つまり、自分らしく生きるため本来性へ回帰すべく、生きる目的が必要なのです。

生きる目的の大切さ

ここまで「洗脳型」「教育型」の違いについて、それぞれ見てきました。教育型自己啓発で主なアプローチとして、「本来性への回帰」という考えがベースとなっていることも述べました。

この項目では、生きる目的がどうして大切なのか?「仕事」を呼び水として、自己啓発で何をするのか?を感じてもらえれば、と思います。

この生きる目的が仕事でもどのように作用するのか?についても述べたいと思います。

自分の仕事でどんな世の中にしていくか?

洗脳型を選ぶ傾向のある人は、洗脳されてる人に認められようとします。

それも、自分らしさを引き換えに。

ですが、本来性への回帰を求める人は、自分の人生に求めます。この「自分の人生に何を求めるのか?」という根元から湧き出てくるエネルギーのことを生きる目的よ呼びます。

自分の根元から湧き出てくるエネルギーなので、コアと表現することもできます。生きる目的(コア)は、仕事を通じて人生をどのように生きるのか?

これは「自分のため」であり、「世の中のため」でもあるのです。

生きる目的(コア)を持つことで、自分のために頑張ってるのに、自然と周りから応援される・・・

そんな人生へとシフトしていけるのです。

ついつい応援したくなる人っていませんか??



その人は自分のために頑張ってることが、世の中のために繋がってるのです。

自分のためが、世の中のため・・・

つまり、生きる目的(コア)とは、「稼ぎたい」「目立ちたい」というものではなく、自分が活躍することで実現できる未来を目標に据えることでもあるのです。

会社を通じて世の中をどのようにしていくか?

生きる目的(コア)は何も経営者や起業家じゃなくても必要な考え方です。生きる目的(コア)とは、自分のため”だけ”に生きるのではないのです。

生きる目的(コア)を持つことは、自分のために全力を注ぐためであり、その努力が世の中を良くすることにも繋がってることを自覚することでもあるのです。

そのため、自分が責任者として活動しなくても、会社員として働くことでハイパフォーマンスを出せるのです。

可能性を最大化させていこう

ここまで読み進めてきて、自己啓発って何をすればいいのか?だいたい掴めたんじゃないかと思います。

ちなみに、僕が人生に求めてることは、可能性を最大化させることです。

僕自身が可能性を最大化させることが、ここまで読み進めてくれたあなたにも、世の中にとっても可能性の最大化につながるからです。


可能性を最大化させるために、本来性への回帰することが必要で、生きる目的(コア)を持つことで、それは果たせる
のです。

ライター紹介 Writer introduction

takeyanakano

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