失敗が怖いのは当たり前!軌道修正した人こそうまくいく!
ナカタケこと中野丈矢です。
「もしも失敗してしまったら・・・」と、長い時間をかけて計画を立てる人と、「やってみないと分からない!」と勢いよく飛び出す人とでは、どちらがうまくいく確率は高いでしょうか?
緻密な計画を立てて実行すれば、うまくいく確率は高いと考えるのが一般的です。
しかし、僕がこれまで約5000名以上もの方と対話を重ねていくと、思いもよらぬデータが得られたのです。
それは、うまくいく人に限って、計画力よりも優れた能力があったのです。その能力とは誰しもが身につけることのできるものなのです。
この記事では、そのうまくいく人が身につけている能力について語ると共に、完璧主義がいかに損してるのか?について述べていきます。
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うまくいった人でさえ、「計画通り」には進んでいない
完璧主義な人ほど、計画に時間をかけます。
周りから「もう十分だよ」と言われても、「あれも必要、これも必要」だと心配します。
しかし、うまくいく人は計画よりも、軌道修正することにエネルギーを注ぎます。
いくら緻密な計画を立てても、うまくいく確率なんて100%にならず、むしろ「ゲームオーバー」になります。
飛行機が予定ルートを飛行する確率
上空での快適な旅を約束してくれる飛行機。
そんな飛行機ですら、計画通りには飛行しておらず、予定ルート通りに飛行していないのです。
では、どれくらいの確率で飛行機は予定ルートを飛行してるのか?
気になるところですよね。
飛行機が予定ルート通りに飛行する確率は、なんと「ゼロ」です。これはびっくりですよね。
定刻通りに飛行していても、予定ルートを飛行していないのです。
上空の状況は常に変わっているので、予定ルートを飛行するよりも、常に軌道修正しなければ定刻通りに飛行できず、上空での快適な旅は約束できないのです。
どんな関係にも”メンテナンス”は必要
あなたの周りに「おしどり夫婦」と呼べる人はいますか?
その方々を見ては、ひょっとすると「喧嘩などせず、常に家庭円満」というイメージがあるでしょう。
しかし、おしどり夫婦には、おしどり夫婦なりの軌道修正をしていたのです。
どんな関係であっても、価値観の違いがあり、言葉の履き違えや食い違いは生じるもの。
統計学で「ベストパートナーと結婚した」と言われた人たちでも、メンテナンスをしなければ関係は破綻していきます。
僕の知り合いの方で、統計学をベースにコンサルティングしてる方もおられますが、「統計学上ではベストパートナーでも、メンテナンスをしなければ、その関係は破綻へと向かいます」と仰ってました。
いくら相性が良くても、関係性を放ったらかしでメンテナンスをしなければいけなかったのです。
つまり、どんな関係にもメンテナンスは必要だったのです。
明るい未来が約束されていても、日頃の行い次第では、天国にも地獄にもなるのです。
WEB集客でも共通する戦略
WEB上で集客が完成できれば、クライアントのサポートにエネルギーを注ぎ込むことができます。
コンサル生にも、まずはWEBだけで集客できることを「はじめの一歩」として、位置付けていますが、かといって初めから緻密な計画を立てたりはしません。
もちろん、無鉄砲なやみくもな行動ではなく、計画に対するハードルを低く設定し、変化の大きい時代だからこそ、計画よりも大切にしなければならないのが、軌道修正能力ではないでしょうか?
その都度、状況が変わるので「ベストタイミングだ」と感じ取れるタイミングで、マーケティングを仕掛けていきます。
このベストタイミングを読むためにも、計画よりも軌道修正にエネルギーを注いでいるからなのです。
オマエ日本人だろ!!
今でこそ、WEB上でもこのように文章を通じてあなたに向けて、情報をお届けしてますが、過去の僕からすれば、今の僕は「まるで別人」に映るでしょう。
それもそのはずで、当時の僕は大学生。
担当の教授は中国の方でした。
僕が書いた論文を見て、あまりにも出来の悪さで先生はこう言いました。
「オマエ日本人だろ!!」と。
それくらい昔の僕は、文章を書くことが苦手でした。文章を書くには、「書く前」の準備も大事で、それは書く内容を整理すること。
整理して何を書くのか?という準備も、文章を書くには必要なルーティーンですが、この一連の作業も「計画」なのです。
計画ばかり時間を注ぐよりも、まずはやってみてその都度、軌道修正していくことが、上達する道だとある日思ったのです。
「何を書こうか?」と思いを巡らせても、何も思い浮かばないことも。
ですが、まずは筆を走らせることで、「書くべき内容」も見えてきたのです。
ブログでも、完璧な内容を書こうとするよりも、まずはパソコンのキーボードを叩くことが必要です。
タイトルや内容は、書き始め段階ではぼんやりとしてて構いません。大事なのは、準備や計画よりも軌道修正なのですから。
書きながら、パソコンを叩きながら、書くべき内容も見えてきて、定まっていくのです。
完璧な計画より、完璧な修正力
僕がクライアントと関わる中で、常に思うのは「完璧な計画よりも、完璧な修正力だ」ということ。
これまで述べてきたように、計画に時間をかけることも必要ですが、時間は限られています。
そのため、実行にかける時間の方が、学びや必要な気付きは、計画段階と比べても100倍あると思います。
はじめの「初期設定」ばかり重視してしまい、少しでも自分に足りない要素があれば、「もうダメだ」と諦めてしまうのです。うまくいく人は、決してそのようには考えません。
うまくいく人が考えることは、初期設定よりもいかに完璧な修正力を身につけるのか?ということ。
これは臨機応変に対応することと似ていて、初めから完璧なマニュアルに頼ろうとはしません。
マニュアルの内容は、「過去の事例」に限ります。
臨機応変に対応するためには、過去の事例から引っ張り出すことより、新しい出来事に対応できる能力なのです。
日本の教育は、「過去の事例」を暗記することで高い偏差値に繋がるシステムです。
しかし、社会に出れば自分を助けてくれるのは、過去に記憶したことではありません。
自分を助けてくれるのは、軌道修正能力です。
変化の激しい時代において、計画に当てられる時間は思ったよりも短く、すぐさま実行に移さなければ、手中に収めていたチャンスをみすみす見逃すことも。
「思い立ったらすぐ行動!」という意気込みこそが、この時代に求められる可能性でもあるのです。
考えるよりも、行動する方が100倍難しい
考えることが好きな人は、参謀役として自分の能力を発揮できることもあります。
リーダーの行動に対し、計画を立てたり、リスクヘッジを取ったりできるのも、考えることが好きな参謀役の役割でもあるのです。
かといって、考えてばかりでは、うまくいくことも、チャンスを見逃します。
完璧主義の人の特徴の一つにも、考えることが好きなことがあり、この考える方向性だけ間違わなければ良いのです。
では、どのように思考の方向性を見定めれば良いのでしょうか?
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行動できない人の理由は、「考えすぎて行動できない」のでなく、「行動しないメリット」を選んでるだけ
例え失敗しても経験が手に入る
計画している準備段階よりも、それをやり遂げた段階の方が、人はレベルアップしています。
やる前から諦める人は、レベルアップできるチャンスを見逃してるのです。また、完璧主義で行動まで結び付けられない人も、「スタート時」ばかり意識が向いてしまい、途中に何が起きるのか?というリスクばかり考えてしまいます。
考えることがいけないのではなく、考えることは行動して実行するよりも100倍楽なのです。
行動すれば、失敗のリスクも付きまといます。時には、現実に打ちひしがれ、挫折することも。
ですが、失敗しても挫折しても、必ず何かを得ているのです。
その”何か”とは、経験です。
経験があれば、誰かの道を照らすことができます。
道に迷ってる人はいれば、「こっちに進もう」と道を照らすことができるのです。
僕はコンサルタントという仕事をしながら、道を照らす役割を持つ人へ、人づくりやマーケティングなどのアドバイスも行っています。
成功体験より、成長体験に意義を見出す
最後になりますが、「スタート時」や「初期設定」のハードルを高くすることが、いかに時間ロスなのかお分かり頂けましたか?
やる気が出ない時こそ、まずは手を動かしてみることで、次第にやる気が出ていることに気づくでしょう。
人は生まれた時に、一番初めに行うのは、息を吐く(出す)ことです。
出すことで命の誕生を呼び、行動することが成長をもたらしてくれるのです。
うまくいくことに気を取られ、自分らしさを忘れてしまえば、どんな一流であっても自分を見失います。
自分らしくいるためにも、成功体験ではなく、成長体験に意義を見出すことが大事だと気づければ、完璧主義からの脱却はもうすぐ目の前です!