好きなことがわからないのは、自分自身の心理を知らないのが原因
ナカタケこと中野丈矢です。
僕はこれまで「好きなことがわからない」という悩みを持つ人の相談に乗ってきました。
その中でも特に見られたのはこの二つ。
それは、
- 自分は天才になれない
- 才能を見つければ初めから上手くいく
という考えです。
この考えの原因は何だろうか?
そして解決策は何だろうか?
この辺りを記事にまとめました。
好きなように生きた結果、好きなことで生きていた・・・という僕の体験を通じて、好きなことがわからない人のための解決策についてまとめました。
また、「好きなことを見つけて仕事にしたい」「好きなことで起業したい」といったことに対し、僕が「問い力」を身につけた途端、上手くいった実話を交えてお伝えしています。
Outline
好きなことがわからないのは何故?
「自分の好きなことで仕事がしたい」
そんな思いとは裏腹に、好きなことがわからなくて苦しんでる人がいます。
好きなことがわからない理由の一つに、「自分自身のことが分からない」のが理由です。
そもそもとして、自分探しの授業が学校であれば、好きなことがわからない人がこんなに増えるはずもありません。むしろ、自分探しの授業を学校でして欲しいとすら思えますが、先生すら自分がわからないのです。
では、どうすれば自分が好きなことが見つかるのでしょう?
自分がわからない原因はこれに尽きる
「自分がわからない原因は、自分自身を知ろうとしない」からです。こう聞くと、「今まで自分探ししてきたよ!」と思われるかも知れませんね。
けれど、自分探しでは自分がわからない状態から抜け出すことが難しいのです。自分探しすればするほど、自分のことがわからなくなりませんか?
自分探しに終わりはありません。
自分探しすればするほど、自分がわからないどころか人生を迷路のように感じてしまって、気持ちが塞ぎ込んでしまいます。
では、どうすれば自分がわからない状態から抜け出せるのでしょう?
自分がわからない状態はこうやって抜け出せる
自分がわからない状態から抜け出すルートの一つに、あなたがこれまで生きてきた人生を知ることです。
自分の過去を知ることで、新しい自分を発見するどころか、自分の強みや弱点などに気づけて自分探しの旅に終わりを告げることができるのです。
そのために、あなたがやるべきことは、
「過去の整理」です。
「は?過去の整理???」と思うかもしれませんが、ビジネスでも過去の整理は、とても大事な要素になってきます。
やりたいことが分からない人のほとんどが、「過去の整理」でほぼ解決できます。
ですが、「やりたいことをお金にしよう!」とか言いつつも、結局は「やりたいことって何だっけ?」と陥りがちなのも、自分探しの負のループに迷い込んでるからです。
自分探しに必死になってると「ない、ない」と自分に「ない」ものねだりしてても、「あれもこれもない」と焦ってしまいます。
挙げ句の果てに、「やりたいことなんて見つからない」となってしまうのです。能力や才能とは、見つけてもらうのでなく、自分で磨くものです。
「天賦の才能も一夜にしてならず」という言葉があるように、どんな天才も人知れず努力をしています。
好きなことをしてる人の習慣を覗いてみる
僕は「天才」と称される方にお会いした時も、いつも感じることがあります。
それは、「努力の天才」であること。
努力の天才とは、自分なりに頑張ってはいるけれど・・・というレベルではなく、「この人と同じ分野で、同じ熱量と同じ行動量すれば、そりゃ成功するよね」っていうレベルなのです。
この時は、会社員でしたので、会社と家との往復ばかり。
ですので、その天才とは当時の僕とは、「別世界の住人」でしたが、その時の印象とは、今言ったように「努力の天才だ」ということです。
そんな努力の天才も、「過去の整理」がとても上手かった・・・・
そう思えます。
どうして過去の整理が自分探しに繋がるのか?
「過去の整理」にまつわる僕の物語ですが、「過去の整理がいかに大切なのか?」が分からない時がありました。
今でこそ、「過去の整理」とは言いつつも、できてない頃がありました。もちろん、「何がやりたいのだろう?」と探してばかりいました。
今思えば、まさしく「コント」ですよね(笑)
でも、当時の僕は、それにすら気づかないほど、視野が狭かったのです。
では、なぜ過去の整理が必要なのか?
それは、自分の過去に財宝が眠っているからです。
まずは想いを言葉にすることから始めよう
過去に財宝?と思われるでしょう。
しかし、これまで生きてきたプロセスを見返せば、必ず自分の「これから」進むべき方向性がはっきりと定まります。
僕の例を出しますと、「ビジネスを教える仕事」と言っても、どこかぼんやりとしてました。
パーティーや交流会に参加しても、「ビジネスを教えてます!」と自己紹介しても、何十年も経営者として生きてれば、「教わらんでもわかっとるわい!」と言われるでしょう。
これは、当時の僕が実績がなかったのではなく、「何してるのか分からない」からなんです。
色んな業種の方をコンサルしてますが、すでにビジネスをしてる方でも、「何屋さんなのか分からない」という方もおられます。
というよりも、「自分は何してるのか分からない」と言った方が近いかもしれません。
それくらいやりたいことなんて、あいまいな時があるなのです。
僕も当時、「ビジネスを教えてます」という肩書き?(笑)は嘘ではありませんが、「何をどんな風に教えてるの?」と突っ込みたくなります。
「問う」ということ
話の内容に、具体性を持たせればいいのですが、コンサル生でいきなり月収11倍になった方がいたもので、ついつい天狗になっていたんでしょう。
大した経験もないのに、実績なんてそれしかないのに、そもそも実績なんて、コンサル生が築き上げた成果だし・・・
「確かにヒントは与えたかもしれないけど、僕は本当にビジネスを教える仕事をしてるのか?」と思うようになったのです。
そこで僕は、「自分は何者だろう?」と、自分に問いかけたのです。
自分に問いかけてみれば、色んなことが分かりました。
コンサル生とのやりとりではなく、過去に影響を与えてくれた人や、どんな言葉で響いたのか?そして、苦しい時に、どんな存在が輝いて見えたのか?
一筋縄ではいきませんし、たくさんの要素が絡み合って、「自分は何者?」という問いに対する答えに辿りつきます。
「人を安定させたい」とか、「土台をつくっている」とか、色んな言葉が出てきたのを思い出します。
また、響いた言葉も、僕のこれまでの生き方をアップデートしてくれる言葉や、人の感情をさらに汲み取れるようになる言葉。
そして、僕自身を奮起させてくれる言葉がほとんどでした。
まるで「父のような存在」から受けた言葉がほとんどだったのです。
それが原因してるのか分からないですが、コンサル生からは「父のような存在」と言われることもあります(笑)
ですが、自分の問いかけた時や、「過去の整理」をしていったら、色んな言葉がでてきました。
自分がわからないのは整理が足りないから
コンサル生には伝えてますが、これを過去の財産と呼びます。
過去を整理することで、過去の自分からエネルギーを一時的に借りることで、「これから」が見えてくるのです。
僕の場合ですと、コンサルを通じて、
・「想い」をお金に変える方法
・収益化までの具体的な手順
・顧客との関係性維持向上
などが、挙げられたのです。
これには、かなり時間を使いましたね(笑)
やりたいことがわからない理由
そもそも、自分が何をやってるのか?なんて、「自分」という枠の中で考えてると、なかなか出てこないもの。
何年もの間、「自分探し」しても、見つからないのは、「自分」という枠の中で考えてしまってるからです。
そんな時こそ、「他力」を使います。
僕の場合ですと、僕よりも先に進んでる先輩方から助言を頂きました。
(つまり、コンサルを受けた、ということです)
やはり、自分が辿ってきたプロセスを通じて出た言葉には、エネルギーが宿っているものです。
僕も月収7桁の生活をしてますが、「どうすれば収益化ができるのか?」が分かるので、それを伝えているのです。
つまりストーリーとして伝えることで、過去に自分が辿ってきたプロセスを整理(過去の整理)することで、カリキュラムが出来上がるのです。
視野を広げると可能性が生まれる
「何をやっていけばいいのか?」と疑問が生まれたら、一度でもいいので、しっかりと腰を据えて過去の整理をしてみましょう。
過去の整理のよって、過去からエネルギーを引っ張ってこれます。「今」しか見えてない自分とは違う働きが、思考に生まれるのです。
過去からエネルギーを引っ張るには、もしかするとトラウマや思い出したくない過去もあるかもしれません。
ですが、色んな角度からその「記憶」を見つめていってください。
色んな角度から見ることで、視野が広がり、色んな人の感情に寄り添えることができるので、共感力もUPしますよ^^
今回は、過去からエネルギーを引っ張ることについて、僕の物語を通じてシェアしていきました。