過去の自分は変えられない?自分の未来には「過去の自分を許す生き方」が必要である。
本音を宿した未来ならば、いずれ実現します。
その「いずれ」を1日でも早くするために、毎日を懸命に生きるのだと思います。
そのために自分を受け入れるために、過去と向き合うタイミングがやってきます。
ですが、自分のことが嫌いな人ほど、過去の自分が許せないと考えてしまいます。
「自分を変えられない」と諦めるよりも、「自分のことが嫌い」と向き合うべき課題から目を背けては、本当の意味での自分の未来はやってきません。
この記事では、嫌な過去が忘れられない理由を、脳の構造から解説すると共に自分の未来へ突き進むため邪魔になる存在とやっつけ方についてお伝えしています。
最後まで、じっくりお付き合いください。
Outline
嫌な過去が忘れられない理由
僕たちは、過去の経験に影響を受けています。
その理由は、脳の学習機能が過去の影響を受けているからです。
例えば、過去にとても辛い経験をしてきた人は、過去の自分がつくり上げた思考パターンが強く出てしまいます。
すると、どうしても未来に対するポジティブなイメージを持てなくなるのです。
なぜならば、失敗したことや辛い思いをした経験が、脳内でネガティブな出来事として記憶されるからです。
自分を受け入れられないのは過去の記憶が原因?
「トラウマ」と呼ばれるものも、脳内にある扁桃体(へんとうたい)という場所に記憶されてる情報が原因です。
たとえば、過去の経験がつくりあげた記憶が、今の僕たちに無意識に行動できなくさせてしまうのです。
さらに、日々のパフォーマンスを萎縮させてしまうことも。
それだけに、過去の僕たちが経験してきたことって、今の僕たちに直接的に影響を与えているのです。
もしも、学校のテストで成績が悪く、親にひどく叱られた経験をしてきた人って、勉強に対してネガティブなイメージが強く大人になっても悪いイメージが消えません。
そのイメージはなかなか厄介なもので、「自分は勉強ができない」「何をしてもダメなんだ」と結論付けてしまうのです。
新しいことに挑戦するたびに、「次もダメかもしれない」とやる前から諦めてしまうのです。
「ダメな自分なのは、自分で選んでるからだよ」と周りに言われても、そのドラマにハマり込んでる場合、抜け出すことは難しいのです。
なぜならば、脳は過去の記憶を引き合いに、反復するかごとく今の僕たちの考え方に影響を与えているからです。
行動できないのはメンタルの弱さが原因ではない
僕はこれまで、コンサルティングやコーチング、さらに講座を通じて「人生をデザインする能力を身につけてもらうサポート」をしてきました。
その経験を振り返っても、同じコンテンツを受け取っても、「伸びる人」と「伸び悩む人」とで分かれてしまいます。
「伸びる人」は脳内に記憶している情報がポジティブなものが多いので、過去の影響が悪さをしません。
しかし、「伸び悩む人」は、多かれ少なかれ過去の情報に引っ張られてしまって、「自分にはできない」と無意識のうちに決め込んでいたのです。
するとどうなるのか?
できない理由を探してしまうのです。
よく言われている言葉の一つに、「行動できない人は、行動しない理由を探している」というものがあります。
これは当の本人からすれば、自分史上最大限に頑張っているにも関わらず・・・・
あたかも自分が悪人かのような言われ方をされるので、余計に落ち込んでしまいます。
このように、過去の自分が経験してきたことが辛いものが多ければ、「これからも辛いに違いない」と結論付けてしまうのです。
では、実際に辛いことばかり続いてしまうのか?
決してそう言い切れない部分も多いのです。
というのも、過去はいくらでも上書き保存できるから、です。
過去の自分を変えるため向き合うべきものとは?
これは「セルフイメージを書き換える」ということにはなりますが、セルフイメージを書き換えるには自分一人では「できない」ことも多いのです。
「よし!今日から最高の人生を送るために、セルフイメージを書き換えるぞ!」と決め込んでも、過去の記憶に引っ張られてしまうのです。
誰かに手を引っ張ってもらう必要があるのです。
なぜならば、自分が理想とする未来をコーチングで引き出してもらい、その理想の自分へとナビゲートしてくれる人に連れて行ってもらうのです。
これが僕が「コンサルティング」に対する概念なのですが、能力のなさが現状維持させているわけではありません。
また、メンタルが弱いから行動できない、というわけでもなかったのです。
自分の未来を描き、実現させよう
過去の記憶に引っ張られているため、未来に対してポジティブなイメージが「ない」のです。
未来に対してポジティブなイメージを持つには、どうすれば良いのでしょう?
現実を変えるしか道筋はありません。
- セルフイメージを書き換えれば、自己肯定感も増すのでは?
- 思い込みをポジティブなものに変えれば、人生も変わるのでは?
そのように考えますが、セルフイメージを書き換えた上で現実を変えていくのです。
たとえば、会社で働くことでお金を稼いできた人が、自分の力だけで稼げれば「現実を変えた」ことになりますよね?
つまり、
- 「会社員」
↓ - 「起業する」
というパラダイムシフトを起こすにも、稼ぎ方をマスターすれば良いわけではありません、
過去の記憶を変えるために、現実をも変化させてこそ「現実を変えた」ことになるのです。
過去は変えられないのか?
僕自身、会社員を3年ほど過ごしながら、自分の力で稼ぐための知識はそれなりに学んでました。
しかし、過去の記憶に引っ張られてしまい、未来に対してポジティブなイメージを持てない時期もありました。
一人でいると気分がどんどん落ちてしまうため、スタバでブログを書いてました。
今思うと懐かしいですが、人はどうしても過去の記憶に引っ張られてしまうものです。
しかし、僕らは「過去の自分」or「未来の自分」のどちらか片方でしか、物事を見ることはできません。
「良い未来が描けないんです!」という場合でも、新しい世界に触れることで良い未来を描くことは十分に可能です。
- 新しいことを学ぶ
- 新しい趣味を始める
これだけでも、良い未来を描ける自分になるためには大切なステップです。
自分が嫌いでも、過去は変えられる
過去の延長線上が未来ではありません。
そうしている自分を断ち切ることで、視点を未来に向けてみると良いです。
過去を生きるよりも、未来を描き、今を生きることを選べば、自ずと視点は前に向くはずです。
なりたい自分になるには、過去の記憶に惑わされたり、ましてや他人の心ない言葉に振り回されてはいけません。
たとえ、過去の記憶に惑わされる場面がやってきても、「自分はどのような思考パターンを持っているのか」と冷静に自分を俯瞰する機会にしてください。
また、心ない言葉を浴びせる人がいても、「この人はなぜ、心ない言葉を言うのだろうか?」と冷静にその人を観察してみてください。
その積み重ねが、さらに明るい未来をイメージするあなたと出会えるはずです。
人生をデザインし、想像以上の自分と出会うには一朝一日にはいきません。
ですが、日々の暮らしの中で出来ることを一つでも増やしていけば、必ず人生は変わります。
諦めたらそこで終了ですが、歩き出せば夢は近づいてくれます。