コンセプトの作り方は、理論やノウハウを捨てることから始まる。
ナカタケこと中野丈矢です。
情報発信するにせよ、自分ブランドを築いてビジネスするにせよ、ビジネスにとって「コンセプト」とは、まさに心臓です。
ですが、コンセプトが曖昧だったり、コンセプトを明確にしようとしても、自分の中ではどうもしっくり来ないことも。
また、「コンセプトの作り方」と言っても、その捉え方は人それぞれです。
- コンセプトメイキングが大事
- コンセプトが肝心
- 飽きさせないコンセプト作りをしよう
と言われても、そもそも「コンセプト」を学ぼうにも、どれもこれも抽象的過ぎて何をどのようにすれば良いか、分からない人も少なくありません。
理論やノウハウでガチガチになった人は、一度それらを脇に置いてみましょう。アイデアは、シャワー浴びてる時など脳が空っぽの時に浮かぶものだからです。
そこで、この記事では、”理論やノウハウで固まってしまった人”へ向けて、「コンセプトとは?」について解説すると共に、コンセプトの作り方についても解説していきます。
Outline
そもそもコンセプトとは?
まずはコンセプトの意味について少し確認していきます。
コンセプトとは、まさに「心臓」です。
人間も心臓が中心となり、血液を身体中に循環させるように、ビジネスでもコンセプトが中心となって、「商品づくり」「サービスづくり」のみならず、それらの価格帯の決定や、届けるお客さんも決まるのです。
心臓がポンプとなって、手足や脳など体の隅々まで血液を届けるには、強い心臓でなければなりません。
ビジネスでも同様に、コンセプトを明確にする(強くする)ことで、届けるべきお客さんの手元にあなたの価値を隅々まで届けることができるのです。
コンセプトはみんな違う
コンセプトについて、もう少し解説してみますね。
コンセプトについて調べても、「世界観」「基本的な考え方」「一貫したメッセージ」など様々な表現が見られます。
どれも合っていますが、僕が「コンセプトとは心臓である」と言うのも、「それくらい大事だ」という意味合いも込めているからです。
情報発信でもコンセプトを決めるところからスタートします。
コンサルティングでもリブランディングする際に、メッセージ性の強い情報発信をして頂くためにも、コンセプトつくりからスタートします。
なぜならば、やみくもに情報発信しても、メッセージ性の薄い内容になりがち。そうなってしまえば、頑張って毎日記事を書いても読者に訴求性の低い情報発信となるからです。
そのため、記事やコラムを量産してもお問い合わせが一向に来ないのも、コンセプトが薄いのが原因です。
コンセプトが弱い原因
コンセプトが弱い原因は、コンセプトベースではなく、職業や肩書きベースで「していること」を訴求ポイントとしてるのが原因です。
つまり、コンセプトと「していること」とを、ごちゃ混ぜで考えてるため、他の人と似たようなビジネスになってる可能性があります。
また、ありきたりなビジネスでは、新規参入時では特に、集客で苦戦することが目に見えています。
さらに、価格競争に陥る理由も、他の人と似たサービス内容なので、選ばれる理由が「安さ」になってるわけです。
「価格を安くすれば買ってくれる人が多くなる」のは、安易な考えで戦略を見間違えれば、自分だけでなくお客さんをも迷わせてしまうのです。
また、「コーチング」や「セラピスト」など教育系ビジネスでは、「コーチング」と名乗るだけでその他大勢に埋もれてしまいます。
さらに、「セラピスト」を コーチング、セラピストなど「していること」を前面に押し出しても、お客さん側からすれば「またか」と思うだけ。
お客さんが選ぶ理由も理解することで、お客さんに差し出す商品の質も、グッと上げられるのです。
副業ライフワークから、本業ライフワークへとシフトさせるには、これらをヒントにぼんやりとしたコンセプトではなく、コンセプトを明確にさせることで、メッセージ性の強い情報発信ができるのです。
↓関連記事:あなたのお客さんが求めてるサービスについて↓
http://takeyanakano.com/livemarketing/20200309
コンセプトが定まらない時の突破口
コンセプトの作り方を学んでも、手順通りに仕上げようとしても、なかなか上手くいかないことも。
そんな時は、小難しい知識を一度、脇に置いてみましょう。
脳内が理論で固まってしまうと、せっかくのアイデアが生まれにくくなるからです。
コンセプト作りで難産する人の特徴と、その突破口について3つのポイントをここで挙げてみました!
その3つとは、
- 先に届ける相手を決める
- 実現させる夢を言語化
- 心の叫びを言語化
です。
詳しく解説してるので、ゆっくり読み進めてくださいね。
先に届ける相手を決める
自分のために頑張ろうとするよりも、誰かのためなら頑張れる人は、コンセプト作りする際にはまず、価値を届ける相手を決めることからスタートしましょう。
「この人のためなら、寝る暇を惜しまずサポートができる!」と思える人へ向けて、情報発信やサービスを届けることで、自ずとコンセプトも定まっていきます。
価値を届けていくうちに、クライアントや周りの人から何気ない一言がヒントとなって、コンセプトが定まることも。
コンセプトが曖昧な時の情報発信は、どうしてもメッセージ性が弱くなりがちで、「いつかは・・・」と希望持ちながら根気強く続けていても、なかなか変化がない期間が長くなれば、「自分の発信は価値がない」と思いがち。
誰しもがアクセスが伸び悩んだりする時期もある中で、メッセージ性の薄い情報を発信をするより、誰かの為なら頑張れる人は特に、届ける相手を決めることでコンセプトも次第に固まっていくでしょう。
https://takeyanakano.com/realmerebirth/20180422
実現させる夢を言語化する
「夢」と聞くと壮大なイメージを抱きますが、夢は僕らが事業をする上で推進力となってくれます。
人から「実現不可能」と言われても、自分の中に既に実現させておけば良いのです。
もしも、夢を言葉にして誰かに行動を阻害されるようならば、口に出さずにじっと胸の内に秘めていれば良いのです。
映画ルーキーズも「夢にときめけ!明日にきらめけ!目指せ甲子園!」というコンセプトで、大ヒット映画になりました。
構内で暴れまくってた不良達を一人の青年講師が更生させ、野球部で甲子園を目指す物語です。
一人を除き、ほぼ野球素人集団を甲子園に導く物語で、夢を叶えようと必死に努力する不良達の物語です。
また、クラウドファンディングも、夢に投資するビジネスとも言えます。
クラウドファインディングは、誰かのお金を集めて「代わりに自分が実現」していくのですから、自分の夢だけでなく、みんなの夢を代弁すべく言語化させることで、お金が集まる仕組みです。
「夢」と一言言っても、自分だけの夢と、みんなの夢とがあります。
エゴで描いた夢なのか、それとも世の中を少しでも良くするため活動してるのかで、情報発信においてもメッセージ性にも雲泥の差が生まれるのも、ここまで理解できれば当然と思えてしまいます。
つまり、メッセージ性を強く出すためにも、誰かの心の声を代弁する必要があるのです。
心の叫びを言語化
コンセプトの作り方で、「心の叫びを言語化しよう」と提唱する人は少ないと思います。
心の叫びとは、社会に対する怒りや、自分が身を置いてる業界への愛ゆえの怒りなどのことです。
つまり、「こうなれば、もっと良くなるのに!」というエネルギーこそ、心の叫びと言えるでしょう。
- 業界健全化計画
- 詐欺業者撲滅運動
と言ったキャッチコピーを掲げてる人は、まさに該当する方々です。
情報商材を売ってる人に多く見られてましたが、今はあまり情報商材を主商品とする人は少なくなりましたね。
また心の叫びは、世の中に対するメッセージだけではありません。
自分への不甲斐なさも、心の叫びです。
ある日、突然ダイエットを始めて、半年で20キロ以上のダイエットを成功させ、痩せるだけでなく健康的に痩せるプロセスを体系化させ自己流メソッド開発して、多くのダイエット難民へ価値を届けてる人もいます。
「ダイエットが僕の人生を変えてくれた」というコンセプトになりますが、コンセプトがガチッと定まっていれば、情報発信にもメッセージ性も強くなり、必要な人の手元へ隅々まで届くようになったのです。
ダイエットだけでなく、人生を変えてくれるような道具に出会えた人も、この心の叫びを言語化することでコンセプトが定まります。
自分がこの道具を使うことで、人生がガラリと変わったプロセスを、コンセプトを定めることで、より強力なメッセージ性を発信させることができるはずです。
あなたはどんなコンセプトを作りますか?
この記事では、コンセプトの作り方についてお伝えしてきました。
コンセプトについて解説すると共に、コンセプトが定まらない時の突破口として、 3つのポイントをお伝えしました。
- 先に届ける相手を決める
- 実現させる夢を言語化
- 心の叫びを言語化
でしたね。
世間で言われてる以外にも、コンセプトを固める方法は存在します。
より具体性を持たせた内容を記事にまとめたかったのですが、あなたの背景を徹底ヒアリングすることで、さらに具体的なアドバイスをお届けできますよ^^