自分のために頑張れない人は、誰かのために生きる人

自分のために頑張れない人は、誰かのために生きる人
ナカタケこと中野丈矢です。

自分のためだけに生きるのは、すぐに限界がやってきます。

例えば、起業して成功を収めた人でも、「何がしたいかわからない」「自分は何をしたいかわからない」という人も少なくはありません。

社会的な成功を収めても、人間的な成功がなければ「自分がわからない」「生き方がわからない」さらに、「自分の感情がわからない」という本当の自分がわからなくなるからです。

 

しかし、世の中にはこんな人もいます。

それは、自分のために頑張れないけど、誰かのために生きることができる人です。

 

「自分のために頑張れない・・・」と聞くと、あなたは「自己犠牲してるのでは?」と考えるかもしれません。

あるいは、「誰かのために生きる」と聞いて、「人格者ブランディングをしているんだ」と捉えるかもしれません。

 

確かに、そのような方はいらっしゃるでしょう。

 

しかし、起業コンサルタントとして僕がこれまで約5000名以上の方との関わりの中で、やはり自分のために頑張れないけど、誰かのためなら生きることができる人はいらっしゃいました。

その人たちの共通点は、精神的に成熟しきっていることです。

さらに、このような共通点があります。

それは、
  • やりたいことが見つからない
  • あっても途中で挫折してしまう
  • なりたい自分を描けても、一人では頑張れない
  • 誰かといるだけで楽しくなって幸せである

ということ。

これはどういうことか?

この記事でお伝えしていきます。

 

それだけでなく、コンサルティングやコーチングを事業としてなさってる方でも、「この人は本当に何がやりたいんだろう?」「なかなか行動してくれないな」というクライアントがいらっしゃる場合、

その方は、ひょっとすると自分のためではなく誰かのためならエネルギーがグングン湧き出てくるタイプかもしれません。では、このような人をどのように導いていけばいいのでしょうか?

 

この記事を通じて、社会的な成功と、人間的な成功とを実現させる幸せに稼ぐ生き方についてもお伝えしていきます。



自分のために頑張れない人の幸せに稼ぐ生き方

 

「自分のために頑張れない自分は、自己犠牲しているのだろうか?」

ひょっとして、そのように考えてるかもしれませんね。

さらには、「自分がやりたいことすらわからないのは、自己肯定感が低いからでは?」と考えるかもしれません。

そのように考えてしまうのも、自分のために頑張るよりも、誰かのためなら頑張れるタイプだからです。

まずは、誰かのためなら頑張れる人の自分の活かし方についてお伝えしますね。


やりたいこと探しよりも、関わりたい人を探す

 

自分のために頑張れない人は、このような長所を持っています。

それは、誰かのためなら、行動のスピードも早く、その才能を発揮することができるという素晴らしい長所です。

しかし、長所には短所があります。

ここでいう短所とは、「やりたいことは何?」「なりたい自分って、どんな姿?」と聞かれても、なかなか上手には答えられない、という短所です。

これは自分のために頑張れない人の短所なのですが、「誰を応援したい?」「その人に、どうなってもらいたい?」と聞くと、100通りの答えを出せてしまいます。

これを才能と呼ばずして何と呼べば良いのでしょう?

だからこそ、自分のために頑張れない人は、やりたいことよりも関わりたい人を探すことからスタートさせてください。

やりたいことなんて、後から付いてくる!

 

つまり、自分のためなら動けなくても、誰かのためなら動ける人は、やりたいことを見つけたり、強みを磨いたりするよりも大事なことがあります。

それは、
  • 誰の力になりたいのか?
  • どんな人なら応援できるのか?
ということ。

つまり具体的な応援したい人物像の明確が、幸せに稼ぐ生き方への最短距離になるのです。つまり、事業計画やビジネスモデルがスムーズに組み立てやすくなるのです。

 

誰かのためなら頑張れる人は、具体的な人物にエネルギーを捧げることで、やりたいことのみならず、人の役に立てる役割も同時に明確になってくるのです。

関わりたい人が見つかれば、幸せに稼げる

 

コアコンセプト(生き方)をより明確にするため、もう一歩踏み込んだ質問を、自分にしてみるといいです。

例えば、
  • 誰を応援するビジネスか?
  • どんな悩みを持った人となら、本音で関われるのか?
といった問いです。

 

なぜならば、誰かのために頑張れる人は、自分が好きなことを見つけるよりも、自分が関わりたい人を見つける方が、コアコンセプト(生き方)を見つけやすいからです。

 

コアコンセプト(生き方)がだんだんと明確になってきたら、今度は「その人の悩みをどのように改善させれてば良いか?」という具体的な対応策も見つかるのです。

必ず見つかります。

自分のために頑張れない人は、好きなことを探すよりも、応援したい人の悩みを解決させたり、その人が笑顔になれることを見つけて、磨いていくことが才能をお金に変えることにも繋がるのです。

 
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自分のために頑張れない人ほど、どうして幸せなのか?



 

ここまで見てきたように、自分のために頑張れない人は、やりたいことを探すよりも関わりたい人から探すことで、本当の自分に近づけるのでしたね。

そもそもとして僕たちは大きく二つのタイプに分けられます。

その二つは、


  • 自分のためだけに突き進める人
  • 誰かのために突き進める人

この二つに分けられることができます。

しかし、誰かのために突き進むけれど、どのように自己実現すれば良いのでしょうか?

良い人になるだけで、都合の良いように使われるだけなのでしょうか?

その辺りを考えてみたいと思います。


幸せに稼ぐ生き方とは?

 

自分の幸せを追求することは、自分のためだけに生きることだと捉えられがち。

そのために、自分の幸せだけを追求することは、誰かの幸せを応援できなくなったり、あるいは誰かの喜びに共感できなくなるのではないか?と思われてしまいます。

だからこそ、仕事で上手くいく「社会的成功」と、人としての幸福感を感じれる「人間的成功」との両方を実現させる必要があるのだと僕は考えてます。

社会的成功と、人間的成功の実現させる生き方を、「幸せに稼ぐ生き方」と呼んでいます。

幸せに稼ぐ生き方には、決して良い人になるのではなく、ましてや都合の良い人になるわけではありません。

自分のために頑張れる人は、誰かのために生きられる、という人間的な成功をすでに収めています。

幸せに稼ぐ生き方を実現させるには、社会的な成功をする必要があります。そのためには、やりたいことよりも関わりたい人を見つけることが第一歩だったのです。


利他の精神

 

自分の利益を追求する「利己主義」と、誰かの利益を優先する「利他主義」の二つは相反するものとして対立しています。

利他主義は、自己犠牲することと捉えられがちですが、決してそうではありません。なぜならば、利他主義とは「自分を含めた人たちが幸せになること」を意味するからです。

 

つまり、素直に人の幸せに心から喜ぶことができたり、誰かの喜びに共感できる人は、「自分を含めた人たちが幸せになること」で幸福感が増していくのです。

自分のためには頑張れない人は特に、自分を含めた人たちが幸せになることを第一優先しているのです。

これは、生命を維持する上でも必要な考え方です。

 

例えば、生命は単体で生き延びるよりも集団で活動した方が、生存確率が爆発的に上がるのです。

太鼓の昔、人が狩猟民族だった頃は、一人で狩をすると命を落とす危険性がありますが、集団で狩りをすればその危険性はぐんと下がります。

そのDNAは今でも受け継がれており、その精神性を維持している人ほど、幸せを独り占めせず、誰かと共有することで生命活動を活発にできているのです。

 

つまり、「自分のために頑張れない・・・けど、誰かのためなら生きることができる」という人は特に、周りの人や集団での活動において自分の強みや才能を活かせるフィールドが見つかるのです。

そんな共感能力の高い人にこそ、カウンセラーという職業で才能を活かせるのではないでしょうか?

 
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エネルギーを投資できるのもこのタイプ

 

このように、自分のために頑張れない人や、好きな事があってもなかなか行動できない人は、とにかく「応援したい誰か」を決めることです。

これは、やりたいことや好きなことは、応援したい誰かが決まってからでも良いと言えるでしょう。

そして、やってはいけないことは、一人の時間を多くしてしまうこと

なぜなら、エネルギーがどうしても内向きになってしまい、エネルギー漏れや、自分のエネルギーを下げる思考や行動に走ってしまうからです。(これが自己否定と言われるもの)

ですが、応援したい誰かのために技術や能力を磨くのは、それほど苦ではないはずです。

むしろ可能性が上がるのです。

もう一度言いますが、やりたいことや好きなことを探すよりも大事なことは、「応援したい誰か」を決めることです。

この「誰か」が決まれば、おのずとやりたいことや、好きなことも決まってくるのがこの誰かのためなら頑張れる人の特徴です。

「周りの人が楽しく、幸せになってくれればいい」と思える人の多くは、自分が応援してる人が楽しく、幸せになることで自分にも幸せのエネルギーが巡ってくる、という特性を持っています。

応援したい人にエネルギーの投資をすることで、その人がどんどん成長していき、影響の輪を広げていくことで、投資したエネルギーが自分に何倍にもなって還ってくるようなタイプ(女神タイプ)です。


あげまん
と言われる人も、このタイプです。

つまり、なりたい姿や叶えたい未来を直接自分が取りに行くというよりも、間接的にエネルギーを受け取れるタイプです。

具体的には応援したい人(英雄タイプ)が、なりたい自分や、叶えたい未来を現実にした時に、投資したエネルギーが何倍にもなって還ってくるのが、人生でも事業でも上手くいくタイミングになってきます。

経験をお金に変える生き方へ


エネルギーの投資をしたけれど、なかなか還ってこない時や、その人が思うように進まない時にこそ、あなたの忍耐力が求められます。

人間的成功には、どうしてもそれなりの時間がかかってしまうからです。1ヶ月や2ヶ月ではなく、半年〜1年は忍耐強く関わっていくことで、投資したエネルギーは還ってくるでしょう。

間接的に国を動かすのも誰かのために生きる人

エネルギーを投資するのが役割です。

つまり、自分の可能性(エネルギー)を下げてしまうことは、自分だけでなく相手の可能性(エネルギー)をも下げてしまうのです。

それだけでなく、応援してる人の事業や人生にもマイナスに影響を与えてしまう恐れも持っているのです。

それだけ、エネルギーを投資できる人の役割は大きいのです。

社会だけでなく国単位で動かしてる人の近くには、必ずこのエネルギーを投資する人が側にいます。

直接的には動かしてる実感は薄いかもしれません。

しかし、間接的に会社や地域や社会や国をも動かしてるのが、誰かのためならエネルギーを出せる人の使命でもあるのです。

ですから、最初の問いかけにもあった、「誰を応援したいのか?」によって自分自身の人生も事業にも大きく影響してくるのです。

今一度、自分自身を振り返りながら、あなたの人生と事業を振り返っていきましょう^^

 
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まとめ

自分のために頑張れない人は、誰かのために生きることで、強みや才能を発揮するのでしたね。
そのためにも、やりたいこと探しよりも、関わりたい人から探してみるのも、実は最短距離だったのです。
人をサポートする喜びにフタをせず、幸せに稼ぐには一朝一夕にはいきません。しかし、経験をお金に変えられるのもこのタイプだからこそ。
だからこそ、年齢を重ねるたびに、収入も増えていくのです。
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