僕は毎日、人の成長を間近で見ることができています。
そこでいつも思うのは、「そもそも人の成長とは何なのか?」という疑問です。成長とは、「出来ないことが出来るようになる」ことや、「視野や世界が広がっていく」のも成長と言えるでしょう。
それだけでなく、違いを受け入れる人間性を持つことも成長だと思うのです。さらに、成長とは個人差があって当然ですし、成長の定義も人それぞれだと思います。
そこでこの記事を通じて、「成長」について一緒に考えていきたいと思いますので、最後までじっくりお付き合いください。さらに、男性の成長と女性の成長についての違いについてこの記事で見ていきたいと思います。
Outline
「成長する」とは?
僕にとって「成長」とは、変わることが成長そのもので、その成長の先に待ち受けるのは「夢を叶える自分」です。
そこで僕がいつも感じてることは、
- 本気の夢なら叶うし、原動力になる
- 誰かに魅せられた夢に乗っかってるならば原動力にならない
という相反する2つのことを感じています。
また、
「夢」
と言っても大小あります。
夢は大きければ大きいほど、行動するための起爆剤となりますが、真面目な人ほど、「起業するからには、社会から応援される夢でなければならない」と、ついつい考えてしまうものです。この考えに対し、僕の意見は「起業時は、不純な動機でも大丈夫」という柔軟な捉え方をしています。
この考えに至った理由とは、影響力が増えていくうちに、たとえ今は動機が不純であっても、いつしか大いなる志へと変わるタイミングが必ずやってくると実感してるからです。
夢や目標も成長する
かの坂本龍馬も「ザ ・倒幕!」という大いなる志を掲げて、幕末の英雄として語り継がれているわけですが、彼もはじめはただの海賊。
海賊からはじまった彼の物語ですが、勝海舟との出会いで夢が倒幕へ変わった、という伝説がありますね。
僕自身も、起業前は「大きく稼ぎたい!」という動機がとても強く、その動機の裏に隠された「本当の自分」と出会うには、起業してから何年も経たなければ気付けませんでした。
本当の自分と出会うために、紆余屈折しながら、とにかく動いていきました。
色んな人と会ったり、当時の僕の固定概念をぶっ壊される経験を何度もしてきました。
また、ビジネスコンサル/ビジネスコーチという”人づくりの仕事”を通じて、クライアントの思考や習慣を最適化させることで、売上UPやキャリアアップ、本当にやりたいことに気づいてもらうお手伝いをしてきました。
この仕事を通じて、「稼ぎたい」という動機よりも、「稼がせたい」「大きく活躍して欲しい」という可能性に満ち溢れた日々を送って頂きたい、と心から願う自分がいたのです。
成長は一人ではできない
その頃に立ち上げたのが今のホームページです。
HPのデザインや様式は何度か変わりましたが、コンセプトは当時から変わっておらず、「必要な人にエッセンスが届けばいい」というスタンスでした。
クライアントに成長させてもらった
HPでの記事やTwitterなどのSNSなどで、情報発信を続けながら本当にたくさんの方と出会うことができました。
「ネット上の出会いは、所詮は虚像・・・」とすら考える人も多い当時でしたが、読者から頂くメッセージを見れば、「大きく稼ぎたい!」という動機が影を潜めていき、読者やクライアントなどを「幸せに稼ぐ生き方へナビゲートするには?」という動機が大きくなったのです。
クライアントや読者の方々に成長させて頂いた・・・と言っても過言ではありません。
坂本龍馬も「有名になる!」という動機から、いつしか「倒幕!」という大いなる志へと変わったように、人との出会いが僕たちを成長させてくれるのだと思います。
これが自分一人で机でおとなしく本を読んでさえいれば、人は成長するのか・・・・というと、確かに知識は身につくはずです。ですが、身につけた知識を「自分の成長」へ繋げるには、人との触れ合いによって可能性はさらに高まるはずです。
例えば、自己啓発本を眺めていると、「自分を満たせばいい」というものがありますね。
成長には個人差がある?
「自分をご機嫌にする」と聞いて、頭に浮かぶものは
・ホテルのラウンジでお茶をする
・エステに通ってみる
・高級ディナーを予約する
と言ったところでしょうか。
これが当てはまる人と、そうでない人とがいます。だからこそ、鵜呑みにするより大切なのは自分で考えることだと思います。
なぜならば、よく考えもせず、「成功した人が言ってるんだから間違いないだろう」と考えてしまうと、「何も変わらない・・・」という現実が待っているだけだからです。
男性と女性の成長プロセスはこのように違う
もちろん、自分を満たすことで人生が変わる人も一定数いらっしゃいます。
その多くは女性です。
女性向けに書かれたノウハウ本を、例えば男性が取り入れても「何も変わらない・・・」と言ったことになりかねません。
なぜならば、脳の構造が違うからです。
これは、男性脳と女性脳との違いにはなるのですが、男性が自分を満たしてご機嫌になるよりも、世の中に対して自分の想い主張した方が、英雄体験に繋がります。
つまり、真の男性(=英雄)、真の女性(=女神)になるのかはルートがそれぞれ違うのです。英雄になるには英雄体験が必要ですし、女神になるには女神体験が必要です。
「自分を満たす」というプロセスが必要なのは、まさに女神体験です。そう言い切れるのも、僕が散々、自分を満たすことをやってきましたし、満たしたところで心のどこかで「そうじゃないだろ・・・」と感じてたからです。
もちろん、疲れた時には自分を満たすことは必要です。
ですが、男性が本当の自分と出会うには、自分を満たすよりも、ピラミッド型の組織で昇進するよりも・・・・
世の中に対して自分の主張を届けることが、まさに英雄物語であり成長体験なのです。
男性の成長プロセス
男性は、与えられた役割を全うしようとする存在です。
「重荷が人を強くし、育ててくれる」という言葉も、まさに男性に向けての言葉で、これが女性向けに届けてしまえば、辿るべきアプローチが違ってくるのです。
つまり、男性が本当の自分へと最適化するには、
↓
自分で役割を創り出す
男性が起業する際、これまで与えられた役割に対し、「そうじゃないだろ!」という組織や会社に対する「愛ゆえの怒り」が芽生えてきたり、「俺だったら世界をこう変えるんだ!」という世の中に対する主張を持って起業するパターンがほとんどです。
つまり、
- 愛ゆえの怒り
- 世の中に対する主張
が、思考や習慣を「最適化」させて、選ばれる起業家・リーダーになるための近道だったです。
与えられた役割に収まりきれないほどのエネルギーが、成長や人生を変えるための原動力だったのです。
女性の成長プロセス
女性はアプローチが男性とは真逆です。男子と違って、自分を満たすことで本当の自分と出会えるからです。
「自分を満たす」というノウハウ本でよく見る言葉が当てはまるのは、主に女性だと先に述べましたが、女性が本当の自分として活動する前の動機は、
・生きづらさからの解放
・しがらみからの解放
・トラウマの解消
・親との関係性
etc・・・・
といった状況であることが、クライアントと話すうちに分かったのです。
つまり、内面を整えてから外面(社会との関わり)へ向かっていくのが、真の女性(=女神物語)です。
社会との関わりが起業だったり、転職だったりするわけで、男性と女性とでこのような違いがあったのです。
今回の記事は、人の成長について考えながら、「男性」「女性」という脳の構造の違いを明らかにして、起業する時のアプローチの違いもお伝えしてきました。