コーチングは役に立たない?コーチングは必ずしも役に立つとは限らない理由について。
僕は教育者(人を導く役割を持つ人)へ向けて、マーケティングの最適化や、ビジネスモデルのアップグレートやカリキュラムの再構成など携わっていますが、日頃から感じることは、教育者の中で今回取り上げるのがコーチング。
「コーチング」といっても誰もが役に立つのか?というと、そうでもありません。
コーチングには効果のある人と役に立たない人に分けられますし、これは健康な人に風邪薬が効かないように、痩せてる人にダイエット方法は役に立たない、といったことは少し違います。
「コーチングは役に立たないのか?」と考える前に、「今の自分にはコーチングを受けることは最適なのか?」と一度、考えてみましょう。
この記事では、それだけでなく、すでにコーチングで起業してる方への指南書としても位置付けています。
目次リスト
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「コーチングが役に立たない」と言う前に心得ておきたいこと
この項目では、「コーチングって役に立たないよね」と言ってしまう前に心得ておきたいことと、すでにコーチとして活動してる人が、「コーチング」について再認識してもらうためにあります。「コーチングは役に立たない」と考える人には、口に出す言葉は違っても、必ず共通項があります。
その共通項を今回は2つご紹介します。
10あるエネルギーを10に戻す役割
コーチングの役割について少し確認してみましょう。コーチングとは、10あるエネルギーを10に戻すために対話を通じて成立させていきます。
僕は色んな教育者の方と出会ってきましたが、クライアントが受け身な姿勢では、どんなコーチを受けても、実行に移さなければ「コーチングって役に立たない」と考えてしまいます。
また、「この考え方って、新しいしぜひ自分にも取り入れたい」と思っても、どうしても元の思考のクセから抜け出せず、「コーチングって役に立たない」と考えてしまいます。
人は新しいことや、未体験のものは好奇心を抱きます。
しかし、好奇心があっても実際に足を使って体験しようとはせず、「安全なのかな?」「役に立つのかな?」と考えてしまうのです。
これは人間の本能として備わってるもので、人は太古の昔、生命を維持するために新しいルートは通らないようにして生きてきました。
今と違って、狩りに出かけても地図やコンパスはないもので、手がかりとして「これまでのルート」しかないのです。
「これまでのルート」以外の道を危険であると判断するので、どうしても新しいことや未経験のものには「本当に大丈夫なのかな??」と考えてしまう本能が備わっています。
この本能は、「邪魔なのでは?」と思いますが、この本能がなければ僕らは「車にひかれて死んでしまう」といったことをイメージすることができませんし、
熱いヤカンを手で触っても、「熱い!」と手を引っ込めることはありません。
この本能は生きるためには必要なものです。
しかし、今や外に出ると危険な目に合うことは確率としてとても低い安全な時代です。
昔のように家を一歩出るとトラが歩いてるような時代ではありません。
「これまでのルート」以外を選ぼうとすると、「これは違う」と判断してしまうのも無理はありません。
ですが、「これは違う」と判断しても、「役に立たない」と判断することは、本当の自分にとって正しい判断なのでしょうか?
コーチングとは本当の自分を気づかせてくれるもの
今の情報化社会では、どれが今の自分にとって必要な情報なのか?たくさんあふれていて、分かりにくい時代でもあります。
どれもが「もっともらしい」と感じますが、今のあなたに必要な情報は、とても少ないこともあるのです。
僕がフランスに行ったときの事。
電車に乗った時に感じたのは、携帯電話を触ってる人がいないこと。
これにはとても驚きました。
今の日本の電車に乗れば、ほとんどの人が携帯電話を触っています。
しかし、フランスでは携帯電話を触る人はほとんどおらず、音楽を聞いたり、隣にいる人と話たりしていたのです。
でも、フランスの人って、必要な情報はきちんと手に入れているのです。
日本に住んでいると、どうしても色んな情報が入ってきます。
テレビやら雑誌を通じて、色んな情報が入ってきます。
政治家や芸能人がやらかしたニュースなど、僕らの生活の質を高めてくれる情報は少ないのが現状です。
今の自分には不要な情報ばかり追いかければ、当然本当の自分の気持ちが分からなくなり、やりたいことや、本当に解決すべき課題すら分からなくなるのです。
「やりたいことが分からない」
「本当に解決すべき課題は何なのか?」
もしもその状況にいるのなら今一度、情報を遮断してあなた自身を振り返ってみる事で本当の自分に気づけるものなのです。
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コーチングのやり方に固執しない
先に述べたように、今は情報過多になりやすい時代です。コーチングで起業しても、やり方に固執してしまうと、クライアントの本当の課題に気づきにくくなってしまうのです。
クライアントの本当の課題や、クライアントの本当の自分に気づいてもらうために、必要な情報のみ選択して、不要な情報は取り入れない姿勢がとても大切です。
コーチングのような教育者の役割とは、コーチングという「ツール」を使って、クライアントとのエネルギー交換をする役割を持っています。
やり方ばかり追いかけてしまうと、エネルギー交換することよりも、情報交換することに重きを置いてしまい、クライアントの本当の課題や、感情によけいに気づきにくくなってしまうのです。
エネルギーが上がると、クライアントの課題や感情に気づきやすくなります。
しかし、「クライアントにとってより良いセッションをしよう」と意気込んで、どこかボタンを掛け違えてしまうと、情報過多になりやすく、エネルギー交換しにくくなります。
コーチングとは対話を通して成立するものなので、エネルギー交換がベースになってます。
ですが、ボタンの掛け違いがエネルギーにも淀みが生じ、クライアントの本音や感情に気づきにくくなってしまうのです。
やり方に固執するよりも、教育者としてのあり方が業界にも問われてきてると感じています。
コーチングを再定義しよう
「コーチング」という概念は部分的処置を意味しています。部分的処置を、「医学」で置き換えるなら、西洋医学。西洋医学は、部分的処置することで、「その時」は改善されますが、手術方法も、あくまでも部分。
根本原因までは辿りつけません。
僕は、「コーチング」ではなく、「メンタリング」を使ってコンサルティングを行っています。
可能性を最大化させるには、部分的処置ではなく、根本的な原因から改善しなければならず、人生全般を通して、クライアントの人生と事業との両輪の底上げを図っています。
クライアントと長期的な関わりを通じて、あの手この手を使いながら、徹底支援することで、クライアントの人生と事業との両輪の底上げしていくことに喜びを感じています^^
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