真面目な人が損をするのは嘘?真面目でも”絶対感覚”があれば大丈夫

真面目な人が損をするのは嘘?真面目でも”絶対感覚”があれば大丈夫
ナカタケこと中野丈矢です。

本当に真面目な人ほど損をする時代でしょうか?

真面目で誠実な人は、人を裏切りません。なぜならば、「ちゃんと」するからです。

けれど、「ちゃんと」しなければ・・・という思いのベクトルが違う方向へ向かってしまえば、生きづらさを生んでしまいます。

想像以上の自分と出会うには、ベクトルの方向をちゃんとした方向へ軌道修正すべき、なのです。

この記事では、真面目な人が陥りがちな罠と抜け出し方をお伝えすると共に、可能性について考えてみたいと思います。

では、最後までお付き合い下さい。



真面目な人ほど陥る負のサイクル

 

「自分には何が足りないんだろう?」と感じてしまう真面目な人こそ、自分の内側に”絶対”を灯すことでたくさんのメリットが表れると思うのです。

自分の内側に”絶対”を灯すことを、僕は絶対感覚と呼んでいます。


人に迷惑をかけてはいけない?

絶対感覚を身につけることで、「自分には何が足りないのか?」と足を止めることなく、人と比べて劣等感をいだいてしまうことも「かなり」減っていくんじゃないかと思っています。

自分のことを、「誠実でまじめな人間だ」と思えない人ほど、誠実でまじめな方だと存じ上げます。その理由は、1ミリでも受け入れがたい自分がいると、「ダメな自分だ」と感じてしまう傾向が強いように思うからです。

誠実でまじめな人は、「人に迷惑をかけてはいけない」「自分が利益を受け取って良いのだろうか?」と考えています。これは組織で働いていると、組織を活性化させてしまう”促進剤”になってくれるでしょう。

「人に迷惑をかけてはいけない」と思えば思うほど、自分は何を感じているかなどの本音が分かりにくくなります。これは、長年、組織で働いてきた方ほど、強く抱いているパラダイム。

そのパラダイムが自分を縛って思考も狭くしていきます。

その結果、「自分が利益を受け取って良いのだろうか?」というパラダイムも生んでしまうのです。


人の顔色ばかり伺う

「お金のメンタルブロック」という言葉が生まれて久しいですが、そもそもとして組織で働くことと、起業して働くことは考え方がまったく違います。

その違いは、このように言語化できるでしょう。

組織で働くことは、価値は組織が決める。

起業して仕事することで、価値は自分で決められる。

そんな違いがあるわけです。

誰かの顔色ばかりうかがっても、人の評価ばかり気にしていても、自分の中に”絶対”は灯らないことを気づいて下さい。そればかりか、自分をすり減らし、可能性すら奪われてしまうことに、どうか気づいて下さい。


真面目な人こそ身につけるべきもの

今回の記事で初めて出てきたフレーズ、「絶対」という言葉。

絶対という言葉は、「対(つい)を断(たつ)」から成り立ちます。つまり、自分の中にある「ダメな自分」を断つことで、絶対を灯すことができると思うのです。


マイナスのイメージは消せる

アスリートが試合にむかう時。必ず勝つイメージを何回も頭の中で繰り返し行うようです。負けるイメージが浮かび上がったのなら、それは練習不足や準備不足を意味するそうです。

つまり、「つい(対)を、たつ(断)」前に、自分に負けているのだそう。

練習や準備には、上達するためでもありますが、それ以上に大切なマインドセットも行われます。例えば、「これだけキツい練習をしたのだから、”絶対”に大丈夫」と思える自分と出会えるかどうか。そんなマインドセットをすることで、勝つイメージ、上手くいくイメージしか湧いてこない状態に仕上がるのです。


絶対感覚は習慣で身に付く

起業するならば、価値は自分で決めることで、起業物語が始まります。

想像以上の自分との出会いは、自分の中に”絶対”を灯すことから始まると言っても過言ではないでしょう。

まじめで誠実な人ほど、「絶対に大丈夫」と思える自分と出会うことで、それまでことなかれ主義だった自分を手放し、ちゃんと主張できる自分と出会えるはずです。

また、誰かが言ってる言葉を借りてきては、「それらしきこと」はできるでしょうがそれは劣化コピーに過ぎません。「学ぶ」は「真似る」から派生してますが、借りてきた言葉をそのまま使うのは劣化コピーです。

自分の思考や感性にまで落とし込んではじめて学びに変わるのです。


真面目な人が陥る”負の連鎖”を抜け出す方法

絶対は学びから生まれます。

自分の思考や感性をとおした「自分の言葉」によって、自分の内側にある「絶対の灯火(ともしび)」はさらに大きくなるのです。

たとえ今は、自分の言葉を紡げなくても、毎日の積み重ねによって絶対に近づけることは十分に可能です。


孤独と戦え

かく言う僕だって、はじめは誰かが言ってる言葉を「そうなんだ」と鵜呑みにしてました。

鵜呑みにするだけならば、このような形で「僕の言葉」を届けることはできなかったでしょう。

けれど、鵜呑みの向こう側にある本質部分を見つけることに意識を向けていったのです。「なぜ?」と問いつめていったのです。作者の脳内を観察していったのです。つまり、答えなき答えを自分で導いていったのです。

これは、孤独との戦いでした。もちろん、誰かの言葉を借りたままの方が、うんと楽ちんでしたし、誰かに踊らされた方が責任感なく、当事者に立たずに済みましたからね。


自分の言葉を放て

けれど、起業するならば、「自分の言葉」を持つ必要は出てくると感じたのです。起業してうまくいく人の特徴は、「自分の言葉」で差別化させていたからです。

キャッチコピーやブランディングも、その人の内側にある絶対をベースに言語化されていたのです。逆に、起業してもうまくいかない人のほとんどは、「自分の言葉」を持ってなかったのです。持っていたとしても、絶対感覚がまだ浅かったのだと思うのです。

たとえ、「自分の言葉」を紡げたとしても、世に出す前は、届くかどうかすら分かりません。それでいて、ちゃんと伝わるのかどうかすら分かりません。自分の日本語能力の低さで、ちゃんと届かない可能性だってありうるのですからね。

しかし、覚えて頂きたいのは、人は「こんにちは」と発しただけで、こちらが発した意味とは違うことを相手は連想しているのです。


絶対感覚を育め

僕が伝えたいのは、「ちゃんとしよう」とあまり気負わなくても「大丈夫」ということ。「ちゃんと文章にしなければ・・・」とか、「たくさんノウハウを学んでから、ちゃんとしよう・・・」とか思わなくても大丈夫だったのです。

なぜならば、「ちゃんとしよう」と思ば思うほど、自分の言葉はおろか、絶対感覚を失っていくからです。

だからこそ、自分の中で絶対を灯すことの方が、ちゃんとするよりもよほど大切だからです。

伝わる言葉や文章、さらに選ばれる起業家になるには、「ちゃんと」よりも、「自分の中の絶対」を選ぶべき、だったのです。

「私は大丈夫。きっと大丈夫」という絶対感覚と、「これさえ知っておけば、きっと、大丈夫」という絶対論理の両輪からアプローチさせることで、人生と事業の底上げはできるようになるのです。

 

ライター紹介 Writer introduction

takeyanakano

page top