組織マネジメントとは?解決すべき課題を見誤るな

組織マネジメントとは?解決すべき課題を見誤るな
ナカタケこと中野丈矢です。

組織をマネジメントする時、本質となる課題を見誤ってしまえば組織が衰退していきます。

組織を動かすのは人ですが、システムで人を動かそうとすれば士気がどんどん下がってしまいます。

いわばシステムによってエネルギーを奪われた人は、働く意欲はおろか、生きる目的すら見失ってしまいます。

なぜなら、自分なりの生き方生となる判断基準がなければ、システムに依存してしまうからです。

これはルールに自分を当てはめようとする生き方で、自分で自分を生きづらくしているのです。

また、システムに支配されることは、自分で考え行動する人がシステムによってエネルギーを奪われてしまうのです。

働くと元気を奪われるのも、システムに依存した働き方に偏っているからなのです。

この記事では、システムに支配されると百獣の王ライオンですら動物園にいる”ただのライオン”になるように、システムが人のエネルギーを奪うというテーマでお届けします^^

忘れた好奇心はどこに行ったのか!?

子供の頃って、「明日が分からない」ので今を全力で生きています。

「明日が分からない」とは、悲観的なものでなく、そこにスペースが空いているだけ。その空いたスペースは子供の場合、好奇心で満たされてます。

好奇心があれば、「知ってやろう!」と感じて、明日を楽しみに今を全力で生きれるのです。

小学校の時、遠足の前の日は寝れましたか?

僕は毎日、公園を走り回ってたので毎日5分以内に寝れてましたが・・・(笑)

その遠足に訪れた場所は、大人になってみれば「こんなに狭かったっけ?」と思うでしょう。それだけでなく、走り回ったグラウンドは「こんな小さかったっけ?」と、ビックリするでしょう。

けれども、小学校の頃は、何もかも新しいものばかりで、見るもの触るもの全てがキラキラと輝いてました。見るものすべてが希望に見えました。

夢を描くのは子供だけの特権!?

小学校の頃に書いた「将来の夢」って、なんですか?

僕はプロ野球選手でした。強い野球チームに所属してたわけでもなく、友人と試合したり、父が休みの日にはキャッチボールの相手をしてもらったり。

イチロー選手みたいに毎日バッティングセンターに通ってたわけでもありません。

ですが、将来の夢で堂々とプロ野球選手と書けたのです。

大人になると、好奇心は薄れてしまい、「世界はこんなもんだ」と感じるように。しかし、「世界はこんなもんだ」と感じることは、知らないうちに自分を狭い世界に閉じ込めているのです。

パターン化した毎日を送っていると、どうしても「こんなもんだ」と考えます。

「こんなもんだ」は老化への最短距離

年齢を重ねると経験則で分かることも多くなりますが、「これはこうだ」と決めて生きるより、「次はこうしたらどう?」と未知なる経験にチャレンジしていけば、忘れかけた幼少期の好奇心を思い出せるはずです。

仕事も好奇心がデキる人財へと成長させてくれます。

好奇心をなくすシステムが社内にあると、組織は疲弊していきます。それはチャレンジできない環境にいること。チャレンジ精神を忘れさせるシステムが、社内から活気を奪います。

それだけでなく、人を人と思わず、システムや効率ばかり意識が向いてしまうのです。

チャレンジ精神を持ち、革命を起こさなければ組織に新陳代謝が起きず、才能を活かす環境が用意されてないので、若手はエネルギーを奪われて迎合するばかり。

「うちの会社の若手は元気がないんだ」と仰る社長さんとお会いしたことありますが、そもそもとして元気を失わせるシステムが原因なのです。

↓関連記事:エネルギーを奪う人の特徴について↓

http://takeyanakano.com/%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%B0/20181010

 

人以外にもエネルギーを奪う存在がある

効率化を図ろうと、システム強化に力を入れる企業さまも少なくありません。

ですが、会社は誰で成り立っているのでしょうか?

システムがあれば会社は成り立つのでしょうか?

システムの限界

会社は人財で成り立っています。システムではありません。

しかし、システム強化に力を入れるあまり、人財がシステムに覆いかぶさってしまうことも。そうなると、元気も失われてしまいます。

組織が崩壊するのもシステムの限界であり、システムに人財を当てはめようとすれば、人が活きなくなります。

なぜならば、そこで働く人は必ずこう考えているからです。

「自分じゃなくても、その仕事は回っている」と。

仕事にやりがいを見出せたり、人生に生きがいを感じるのは、自分だからできる仕事と出会えている人に限ります。

システムに支配された組織は、人財でなくシステムで回ってるので、そこで働く人は機械のように働くのです。しかし、僕たちは人間です。

心にも仕事を与えない限り、完璧なシステムであってもやがては崩壊します。年金システムのように崩壊します。

心にも仕事がある

心に仕事をさせることは、すなわちイメージすること。イメージすれば、たとえパソコンの画面の向こうに座ってる人の感情をも汲み取れるようになれるのです。

かといって、超能力が身につくわけでもありません(笑)

しかし、僕たち人間には、パソコンの向こう側に座ってる人の感情すら、感知できるようになっているのです。

どうして感知できないのか?

それはシステムに支配されてるからです。

現代人はシステムに支配されてる!?

システムに支配されてると、「世界はこんなもんだ」と感じます。「世界はこんなもんだ」「自分はこの程度の人間だ」と思えば思うほど、パソコンの向こう側にいる人の感情を感知することはできません。

「システムに殉じよう」となるわけです。

つまり、「システムやルールに従ってさえいれば、仕事が回るだろう」と考えているわけです。

システムはイノベーションを生めない

システムに支配された組織からは、何のイノベーションも生まれません。

仕事の効率化を図ろうとシステムに力を注いでいけば、「従順な人財」がたくさん育ちます。従順な人財は、自分で考えて行動することに許可を出せません。

なぜならば、システムやルールがなければ、動けないからです。指示がなければ、どう動けばいいのか分からないのです。

ロボットじゃあるまいし・・・と思ってしまいますよね?

百獣の王もシステムに支配されると・・・

このケースは、動物園にいるライオンのように、檻の中でしか生きれない・・・と錯覚してることと酷似しているように僕は思います。

本来ならば、サバンナを縦横無尽に走り回れる百獣の王であるにも関わらず、小さな檻のなかで、しかも決まった時間に餌をくれるのです。

「世界はこんなもんだ」と感じながら生きることは、動物園にいるライオンと同じ生き方を選択してるのです。

確かに、会社において仕事の効率化を図ることは重要です。ですが、システムに支配された組織は、効率化どころかシステムの崩壊へと繋がることは、先に述べた通りです。

チャレンジ精神を思い出させる組織づくりを!

組織構造も、ピラミッド型ならば、ピラミッドの底にいる若手社員から元気を失っていきます。これも先に述べた通りチャレンジ精神を忘れさせるシステムの中で生活してるからです。

動物園のライオンのように、本来ならばイノベーションを起こせる社員すら、エネルギーをシステムに奪われてしまって、これが一人、また一人・・・と増えていけば、システムの崩壊です。

人を元気にする働き方は、仕事にやりがいを持てる働き方です。システムは人からやりがいを奪います。ですが、人との繋がりは人に忘れかけた使命感を思い出させます。

今回の記事では、エネルギーを奪うのは人だけでないというテーマでお届けしました!

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