ナカタケこと中野丈矢です。
個人でビジネスすると、本人の在り方がダイレクトに市場に影響します。
なぜならば、【人間力=商品力】だからです。なぜならば、人間性が商品やサービスの質に影響するからです。
とは言っても、「人間性を高める=良い人になること」だと勘違いする人もいます。個人でビジネスするにせよ、良い人は都合の良い人になってしまって、「何でも屋」や「下請け」になるだけ。
選ばれるリーダー、選ばれる起業家になるには、その人にとって都合の良い人になるのではなく、人間性で選んでもらう必要があるのです。
では、人間性とは何でしょう?
それは自分が自分であることを思い出すことからスタートします。
個人でビジネスをするには、その人が持つ人間性そのものが選ばれる理由であり、独自性に繋がるのです。なぜならば、人間性とはオリジナリティだからです。
この記事では、人間性を高めることを考えていくと共に、個人でビジネスする際に必要な選ばれる理由について述べていきます。
Outline
人間性を高める≠良い人になる
まずは、人間性について考えてみましょう。
例えば、「あの人は人間性がある」という日常会話をよく聞くとします。
「人間性がある」という意味には、「個性がある人」という意味だと思うのです。個性を出すには時として出る杭になること。しかし、僕たち日本人は特に、「周りと同じが美徳」という文化に育ってきました。
そのせいもあって、個性を出すことに恐れを抱いてしまいます。
「個性を出そう」と思っても、「周りから後ろ指を刺されるのでは?」という恐れに引っ張られてしまいます。
では、どのようにして人間性を高めてのでしょうか?
選ばれるリーダーになるには恐れと共に行動する
まずは、僕がどのように恐れと共に行動していったのか?僕は会社員を経て独立起業しました。「独立起業・・・」とは言っても、コンサルティング会社に勤務してたわけじゃなく、建築士として約3年ほど会社員を経験しています。
独立起業するための資金や人脈もなく、オンラインで情報発信することからスタートしました。だからこそ、情報発信する時の怖さも分かります。
Facebookでも友人が見ているので、何か投稿すれば「怪しいと思われないか?」と考えたりしました。けれど、「ここで立ち止まっても何も変わらない」と自分を奮い立たせて、振り切ることにしました。一度振り切れば、スタート前に考えてた「怪しいと思われないか」は消えてました。
「消えた・・・」というのは、書く記事や投稿が嘘偽りない価値観やエピソードだったからだと思います。常に自分が試されてる気がして、「これは嘘か真か」と自分に問いながら行動し、記事を更新し続けました。
恐れと共に踏み出せば個性が生まれる
僕がオンライン上に記事を書けば、それを見た人は「スルーか、スルー以外か。」をするわけです。
スルー以外、つまり立ち止まって僕の話を聞いてくれるには、僕にしか伝えられない内容でなければなりません。僕が発信する情報を見て、「あの人も言ってるな」と感じられるとスルーされてしまうのです。
アクセス解析を見ては、スルーされる記事とそうでない記事との違いも肌感覚でわかります。
その違いとは、「オリジナリティ(個性)があるかどうか」と言う基準です。
オリジナリティは違いから生まれますが、特にビジネスにおいてはこの違いこそが、オリジナリティの正体だったのです。会社員時代は「人と同じであるのが美徳」と考えてましたから、「人と同じでなければ」と無意識の中に思考パターンとして持っていました。
この思考パターンを壊すことから、選ばれるリーダーになるべく人間性を高めていきました。
経験を財産に変える生き方をしよう
そんな過去があるからこそ、これから情報発信する人の怖さが分かるのだと思います。もしも僕が、「書けば良いでしょ!」と竹を割ったような性格ならば、恐らくこの気持ちが分からなかったと思います。
「天才は教えることができない」と言う言葉があるように、天才には天才がやるべきことがあります。天才ではないけれど、天才になろうとしてる人は、なろうとするプロセスを説明できます。
プロセスを説明することが、記事やメルマガでの情報発信だったり、コンサルティングや運営してるコミュニティだったりするのです。これまでのプロセスを言葉で説明していくことで収入が増えているのが今の僕なのです。つまり、経験を財産に変えているのです。
経験を財産に変えるとは?
天才になろうとするプロセスを言語化するにつれ、アクセスも増えていきました。すると、会社員時代には考えられないような金額の入金や、父親と年が変わらない方へのビジネスコーチングをさせて頂いたり、どんどんパラダイムシフトしていきました。
会社員から独立起業しましたが、幅広い方へ関わりを持たせてもらってます。
会社員や主婦、フリーランスや経営者から数千億円規模の企業へ、コンサルティングさせて頂いてます。また最近ではコンサル型コミュニティも運営していて、僕がこれまでパラダイムシフトしてきたプロセスを細分化し、初心者でも理解できるように解説しています。
起業前の僕が「こんなのあったらなあ」という内容を、コンサルティングやコミュニティでお伝えしてます。
オンラインビジネスの経験ゼロから、マネタイズ(収益化)させるまでの一貫させた内容をお伝えしてますが、起業前の僕にとって喉から手が出る内容です。「もっと早く教えて欲しかった!」という内容をたくさん盛り込んでいます。
人間性をビジネスへ注ぐ
会社員の方へオンラインビジネスで起業するコンサルティングと、法人コンサルでマネジメントのコンサルティングをするのは、分野は違って見えても根っこの部分は同じなのです。
確かに、関わる人数の大小はもちろんあります。個人コンサルだと1人ですが法人コンサルだと一気に何十人となるのです。
けれど、個人コンサルと法人コンサルでも、僕がやるべきことは変わりません。なぜならば、僕がやるべきことは、「ビジネスに人間の可能性を注ぎ込むこと」だからです。
この「ビジネスに人間味を注ぎ込む」についてですが、「単価を上げても選ばれるリーダ、起業家」という切り口からアプローチしたいと思います。
これはブランディングに繋がる内容なので、「方向転換させたい人」はもちろん、「これからオンラインビジネスをスタートする人」にとっては、必ず押さえておくべき内容になってきます。
高単価でもお客さんがついてくる人の特徴
例えば、「セミナーを開催しても、人は集まってくれる」というセミナー講師がいます。僕もセミナー講師の方からご相談を受けますが、セミナー講師の悩みは「単価を上げたい」という悩みがほとんどです。
セミナーは3000円から5000円で開催し、それなりに人は集まってくれるセミナー講師でさえ、SNSを見れば一見、「ご活躍されてるんだ」と感じますね。けれど、実際にお会いしコンサルを重ねていけば、「なかなか経営が安定しないんです」と悩まれてる方とたくさん会ってきました。
フロントエンドである数千円のセミナーにお金を払ってくれるけれど、本当に届けたいサービスには誰もお金を払ってくれないのです。つまり、安い単価のサービスは売れるけど、高単価のサービスは売れない状況・・・とも言えるでしょう。
ビジネスに人間の可能性を取り戻すことで、高単価サービスは売れます。例えば、高単価サービスを必要とする人に届けて買ってもらうには、「ストーリーマーケティング」というアプローチをしていきます。高単価サービスはオリジナリティをもった時点で高単価サービスとなります。
単価を上げられない理由は、人間性が伝わってないから
どこにでもあるようなサービスだと、オリジナリティではなくコモディティになってしまうのです。
コモディティとは、どこにでもあるような価値を提供すること。一つの例が、携帯電話業界です。同じ商品をできるだけ安い価格でサービス提供することで、顧客確保を目指してますね。
今でこそ政府が「携帯電話の料金を下げる」という政策を打ち出してますが、iPhoneシリーズと何かしらの企画をくっつけて販売してるのがほとんどです。ここで考えて欲しいのが、「人間の可能性があるかどうか・・・」っていう観点です。
価格の安さだけが強みになると、消費者は「どこが安いか」で判断します。「安さがウリ」になってしまうと、どうしても人間の可能性を感じることができません。商品ありきでビジネスをしていると、どうしても「価格の安さ」が決め手になってしまうのです。
これは携帯電話業界だけではありません。セラピストやコーチング、コンサルタントのような「人づくり」の仕事をする人だって例外ではありません。
人間性で選ばれるというのは情緒的価値を提供すること。情緒的価値についての詳細はこちらの記事で紹介しています。
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情緒的価値とは?
人間性をお金に変換させる
例えば、埋もれる起業家の特徴の一つに「セラピストやってます!」と訴求するだけのパターンをよく見かけます。埋もれた状態から見つけてもらって選んでもらうには、ユーザーに「自分ごと」と捉えてもらう必要があります。
例えば、ただセラピストと打ち出すよりも、人間性でサービス提供すべく「経営者の闇と光を統合します」と訴求した方が良いに決まってます。人間性を財産に変えるには、形あるものとして言語化させて、「受けたらどうなるのか」までを言語化する必要があるからです。
僕自身、会社員から独立起業しましたから、「人と同じが美徳」という環境に身を置いてました。だからこそ、オリジナリティを生み出すことにかなりのエネルギーを注ぎました。オリジナリティや独自性を訴求するには勇気がいるのも分かりますね。
結局のところ、オリジナリティを出すには、自分が自分であることを受け入れることからスタートする結論に至りました。そして、自分であることを細分化させて、それぞれを際立たせていく必要があるのです。
人間性=商品力
例えば、僕を例にとっていくと、昔からよく使う言葉に「可能性」という言葉があります。どうして可能性なのかは、自分の可能性を信じていたいアイデンティティがあるからです。それだけでなく、相手の可能性も信じていたいアイデンティティも持っているのです。つまり、人の可能性に繋がることならば、常に思考できるわけです。
これが人づくりの仕事に直接関係しているのです。ここにオリジナリティを出すヒントがあるのです。もしも今、あなたがオリジナリティあふれる高単価サービスを提供しようとしてるなら、商品ありきでは考えてはいけません。
「セラピストだから、こうすべき」という枠に捉われてしまうのです。
「コーチングだから、こんなサービスを」という枠の中で考えてしまうのです。
「コンサルタントだから一方通行的なアドバイスしよう」という感じでズレが起きるのです。
ビジネスは商品ありきではなく、人間の可能性を取り戻すことが必要です。
新しい価値を生み出すには、「違いがあるから選ばれない」のではなく、「違いがあるから選ばれる」のです。世界で1人しかいないあなたの人間性をサービスで、お客さんを幸せにしていきましょう^^
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オリジナル商品やコンテンツの作り方は全集中させること