自我崩壊が起きる意味や症状は、アイデンティティクライシス中の原因でもある

自我崩壊が起きる意味や症状は、アイデンティティクライシス中の原因でもある
ナカタケこと中野丈矢です。

自我の崩壊が起きる時、僕らはパラダイムシフトしています。
逆に言えば、パラダイムシフトさせて突き抜けるためにも、自我の崩壊が必要なのです。

自我とは、僕たちが大事にしてる価値観や考え方のこと。
パラダイムシフトが起きる前に、大事にしている価値観が一気に崩壊するのです。

これをアイデンティティクライシスとも言います。
この症状としては、感情的にとても揺さぶられるので、感情を整理することが難しくなります。

また、頭では分かっていても見栄やプライドによって、パラダイムシフトを起きないようしているのです。

どうして自我の崩壊が起きる必要があるのでしょう?

この記事では、自我の崩壊をテーマに過去に執着することが未来への扉を閉ざす理由」を述べています。

自我の崩壊とは?

昨日までそこにあったはずのものが、たった1日でなくなってしまう・・・

そんな衝撃を、これまでに体験したことはあるでしょうか??

2011年に起きた3.11の大地震が起きました。

東北の街を襲ったで大津波の被害は、最新の科学技術を用いたシミュレーションですら最悪の悲劇の予測はできなかった、と言われています。

人間の予想をはるかに超える自然の猛威は、昨日まで健全に作動していた原発を、しかも最新の科学技術であっても崩壊したのです。

当たり前など存在しない

実を言えば僕も大地震の被災者です。
僕は1995年に起きた阪神大震災を経験しました。

地震の前日まで建っていた建物が、たった1日でなくなりました。幼少期に遊んでいた公園は、たくさんのボランティアたちのテントで溢れかえっていました。

その頃の僕はちょうど小学校高学年。ちょうど物心が付き始めた時でした。

大地震の被災地の記憶が、脳裏に強烈に焼きついて、今でも昨日のように覚えています。

昨日まで友人と遊んでいた公園が、姿を変えてボランティアの方たちや、避難者たちで溢れかえる光景を見ては、『当たり前な日常は当たり前ではない』ことを思い知ったのです。

あったはずのものが、一夜にして崩れ去るのはやはりショックでした。

 

自我の崩壊は何度もやって来る

あったはずのものが崩れ去ってなくなってしまう・・・・

この衝撃を、アイデンティティクライシス(自我の崩壊)と言います。アイデンティティクライシスとは、アイデンティティ(=大事にしてる価値観)が崩壊する意味で用いる言葉です。

僕が阪神淡路大震災で受けた衝撃も、アイデンティティクライシスです。

この自我の崩壊は、僕らが生きている間、何度も訪れます。

さらに時代は加速するように急激に変化しています。

つまり、今の時代は、「信じていた世界がフェイクだった・・・。」ということが起きやすい時代なのです。

僕もこの自我の崩壊を何度も経験しましたし、その度にパラダイムシフトを起こしています。

1度や2度ではありません。何度も繰り返すと「よくあること」と思えます。また、大きく飛ぶ前には必ず自我の崩壊が起きます。

もしも昨日までの当たり前としてた価値観が、崩れ去るような出来事が起きたなら、「パラダイムシフトするチャンスだ!」と思えるようになりました。

「自我の崩壊は良くあること」と述べましたが、同じ出来事はやってきません。

パラダイムシフトすべく突き抜けようとする僕らに、まるで螺旋状のように何度もやって来るのです。

 

自我が崩壊する意味と症状について

自我の崩壊(アイデンティティクライシス)が起きてる時は、「何だか苦しい・・・」「これが等身大の自分の姿なのか、、、?」と、絶望にも似た症状が出るのが典型例です。

自我の崩壊が起きるこのタイミングは、生きることに膨大なエネルギーが必要です。なぜならば、これまでの価値観を燃やすためにエネルギーが使われるからです。

僕はこれまで約5000名以上もの方へコンサルティングを行ってきましたが、自我の崩壊が起きることでパラダイムシフトが起きるのです。

さらに言えば、自我の崩壊(アイデンティティクライシス)を通じて、僕らが歩むべき道が見えて来るタイミングがやってきます。

自分なりの生き方も見えて来るのも、自我の崩壊が起きる頃なのです。

大ジャンプして生まれ変わるため、生き方を見直す時間をもたらすため、そして突き抜けるためにふさわしい自分になるために、自我の崩壊はやって来るのです。

つまり、自我が崩壊する意味とは、生まれ変わるためにやって来るのです。

自我の崩壊は螺旋状のようにやって来る

「信じていた世界はフェイクだった・・・・」というのは、僕たちがパラダイムシフトしてるからこそ、訪れる絶望だったりします。

絶望とは、「この人、その程度の人だったのか」「エレベストみたいに高い壁だと思ってたのに、浅間山程度だったのか・・・」など、信じていた世界がフェイクであると感じます。

これまで積み上げてきたものが、一瞬でなくなる感覚がやってきます。

でも、この「成長痛」とも言うべきパラダイムシフトは、どうしても避けられません。作っては壊し、作っては壊しの繰り返しで、何度も創造的破壊を繰り返すのです。

   

自我の崩壊で突き抜けるため、やるべきことがある

「自我の崩壊」といういわば成長痛の真っ只中において、「俺はどうしてみじめな人間なのか!」「私はどこまで被害者面をしてたんだろう!」と、怒りにも似た感情が渦巻きます。

しかし、、、、!!!!

何度も言いますがこれは成長痛。

体を鍛えるにも筋肉痛が起きますよね。

自我の崩壊による痛みは、この筋肉痛と同じく細胞が分裂して、さらに強化され、良い食事と良い睡眠でより大きな自分にバージョンアップしているタイミングです。

この時期に必要なのはエネルギーの宿った言葉

自我が崩壊してる時にやるべきことは、質の高い情報に触れることです。

質の高い情報とは、エネルギーの宿った言葉です。
言霊とでも言いましょうか。

心がポッキリ折られた時期に、良い情報やエネルギーの上がる言葉をかけられるかどうかで、人生が大きく変わってパラダイムシフトを起こせるのです。

僕は何度も自我の崩壊がやって来る度に、「どうすれば良いのか?」と考えました。そのエッセンスを凝縮し、周りの人の自我の崩壊の意味について紐解き、パラダイムシフトへと導いてきました。

突き抜けるためには、自我の崩壊が必要です。自我の崩壊には意味があり、人それぞれ症状が違います。クライアントに本当の自分に気づいてもらい、その方の生き方(コアコンセプト)に気づいてもらえるようサポートしています。

 

自我の崩壊が起きても変われない理由はただ一つ

そんな役目を持っている僕だからこそ、言えることがあります。

それは、過去に執着していると、パラダイムシフトは起こせず、未来へ進めない!ということ。

僕の地震の記憶のように、過去は1日で崩れ去ります。しかし、今日から始まる未来は、永遠に続きます。

作っては壊し、作っては壊して創造的破壊を繰り返しながら、何度もパラダイムシフトをして、突き抜けていきます。

突き抜けてしまえば、昨日までできなかったことが、今日できてしまいます。

予想すらできない自分に出会えることも、想像以上の出来事もたくさん出会えるのも、この自我の崩壊(アイデンティティクライシス)がもたらすギフトです。

しかし、諦めたらそこで試合終了。
すべては「ゼロ」になります。

ですが、エネルギーを高めて、集めたエネルギーを凝縮して、未来へ一点集中させることで、一気にパラダイムシフトできるのです。

   

キミだけの物語を紡ごう

突き抜ける方法は、その人によって異なります。

コンサルティングでは、その人にカスタマイズさせてますが、望む未来へ一点集中できるようお手伝いをしています。

「なかなか行動できない」「やろうと思ったけど引っ張られてしまう」というのは、過去への執着が続いていて自我の崩壊がもう少しかかる状態です。

現実面だけでなく、精神面をも自我の崩壊から整えていくだけで、その方はパラダイムシフトしていけるのです。

僕自身もコンサルティングをさせて頂きながら、そして僕自身の体験や周りの人の体験をも通じて、お伝えできる内容がさらに増えてきました。

「何をすればいいのかわからない」という人は、「体験談を語りましょう」と言ってます。

すぐにお金にならなくてもいいので、自我の崩壊で起きたことを、とにかく語ってみましょう。

すると不思議なことが起きます。

それは、「私も同じ体験をしました!」という人が必ず現れてくれること。

諦めずに勝手に試合終了せずに今を生きていれば、必ず共感してくれる人が現れて、突破口が必ず見えてくるはずです。

次世代型リーダーは自分の失敗をも人に教えていく役割を持っています。僕らの失敗談を伝えることで、失敗を知恵に変える事ができます。

この記事を読んだあなたにもその役割があるのではないでしょうか?

ライター紹介 Writer introduction

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