教育とは学校や塾で、教養を身につけるだけではありません。教育とは、自立すること。自立すれば、生き抜く力が養われるからです。
そのためには、すぐに答えを求めるのではなく、自分で考えて、行動することが大切です。なぜならば、過剰なサポートやサービス、そして過保護な関係性は依存させてしまうからです。
依存からは可能性は生まれません。
では、どのようにして教育について向き合えば良いのか、この記事で考えてみましょう。
最後まで、じっくりとご覧頂ければ、と思います。
目次リスト
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教育の目的とは何か?
僕が「メンタリング」に出会ったのは2017年。
メンタリングを教えてくれた先生の言葉が今でも強く印象に残っています。
その言葉は今でも大切にしています。この言葉のおかげで、「人づくり」に対するスタンスがガラリと変わったのです。
教育とは自立させることが目的
「人づくりとは、自立支援すること」
この言葉を今でも強く印象に残っています。
僕がメンタリングと出会う前は、「メンター」の指示やアドバイス通りに動かなければいけない、と考えてたからです。メンタリングとは、「メンター」と「メンティー」との関係性によって、メンティーの自立を促す関係性づくりが基本です。
しかし、巷に流行っている「メンター」とは、メンタリングを行う際のメンターではなく、もはや「ハンター化」している人が多く、起業ブーム中だったこともあり、「職業メンター」とわざわざ名乗る人もいました。今も、いらっしゃるかも知れません。
メンターに何年もお金を払い続けている人もいたほどで、まさにお金の切れ目が縁の切れ目。継続セッションを受けなくなってから、そのメンターとの関係性が消えた人もいました。
こんな関係性は、自立支援ではなく、依存させてしまうのでは?と感じています。
メンターが人生を変えてくれるのではない
僕は、依存とは癖であり習慣だと思います。一度、身についてしまった癖や習慣は、なかなか取り除くことはできません。
それだけに、コーチングやセラピスト、コンサルタントなどの職業の方が、依存的な関係性ではなく、自立を促す関係性を構築しなければなりません。
しかし、依存とは癖であり習慣。これまで過剰なまでのサポートや、あまりにも過保護な環境で育ってきた人は、「答えは誰かがくれるもの」「幸せは何もせずにやってくる」と考えてしまいます。
しかも、そんなニーズを満たすビジネスも存在しているのは事実です。
人づくりとは、自立支援活動だと考えています。依存から自立へ促すのも、指導者側が取るべきアプローチの一つ。依存関係が長く続いてしまえば、可能性を奪ってしまうことも。
確かに、分からない部分は教えることも必要です。例えば、オンラインビジネスでも、手順通り進めることで、ビジネスを拡大させることができるのですからね。
教えること以上に大切なのは、自分なりに考えていくこと。そして、「自分で出した答えに沿って行動していくこと」です。
だからこそ、魚を与えるような過保護な関係ではなく、魚の釣り方を教えることの方が可能性を最大化できるのですから。僕はメンタリングと出会ってから、そのようなスタンスでクライアントと関わっています。
自立させるとは?
「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」
これも、先生に教わった言葉の中で印象に残っています。なぜならば、当時の僕は、クライアントが迷わないように、手取り足取り教えるべきだ、と考えていたからです。
分からないところや、つまづいたところは、いつでも質問できるようにしました。頂いた質問にはすべて答えていきました。
「今日は何だかやる気が出ません・・・・」という質問?にも答えていきました。
その結果、どうなったか?
過剰なサービスや、過保護な関係性は、どんどん可能性を奪う
「クライアントにパラダイムシフトを起こして欲しい」
そんな思いから、わざわざ質問しなくても検索すれば出てくる内容にまで、答えていきました。
すると、どうなったのか?
自分で考えることをしなくなったのです。それだけでなく、ビジネスを教えるはずがいつの間にか「愚痴聞き」になっていたのです。
さらに、コピーライティングやブログでも添削を重ねていきました。
この時は、何をしている人なのか、どんなサービスを提供している人なのかが、まだ広まってない段階でした。ホームページを開設したばかりだったこともあり、認知がほぼゼロでした。
いくらコピーライティングの技術やスキルを教えていっても、その方自身がお客さんとの信頼構築がほとんど出来てなかったのです。
どんなビジネスであれ、信頼が土台となっています。
僕自身も、「マネタイズ(収益化)はもう少し先になるだろう」と考えてました。じっくりと腰を据えていけば、必ず成果は出ると信じてはいました。そのタイミングが「今じゃない」だけ。
好きで始めたビジネスが、知らず知らずのうちに「しんどい・・・」とすら思うまで疲弊しきってしまったのです。
過剰なサービスや過保護な関係は、自分を疲弊させるだけでなく、相手の可能性すら奪ってしまうんだと感じたのです。
生き抜く力を身につけよう
この経験から学んだことは、自分なりに考え、感じたことを行動に移すチャンスを奪ってしまえば、答えばかり求めてしまうということ。
この傾向は、若い世代だけではなく、50代、60代と年齢を重ねた人にも見受けられました。特に、長年、会社員としてそれなりに上手にやってきた方に多いように感じています。
親や会社の方針通りには動けるけれど、自分の気持ちと行動とがバラバラになっていて、人から良いように振り回されることの多い人生だった人に、特に見受けられました。
必要なのは完璧なマニュアルではありません。
必要なのは、可能性を最大化することであり、想像以上の自分と出会うこと。つまり、自分で生き抜く力を手渡していくことだと今では感じています。なぜならば、自分で生き抜く力さえあれば、どんな時代でも、どんな環境でも人の役に立てる人材になれるからです。
まとめ
教育とは自立支援です。
ここまで見てきたように、過剰なサポートやサービス、過保護な関係性は相手を依存させてしまい、可能性を奪ってしまいます。
そうならないために、自立することが何よりも必要不可欠だったのです。
すぐに何でも答えを教えるよりも、自分で考える力を育てていく方が、特に先行き不透明な時代には必要だったのです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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