どれが正しい決断なのか分からない状態で、覚悟を決めなければなりません。
覚悟を決めるとは、何が起きるか分からない未来に対して、どの選択がいいのかを決断すること。
とは言うものの、過去の選択でも「あのようにしておけば良かった」と後悔してしまうのが人間の性。例え投資で失敗したとしても、「あれは勉強代だった」と自分に言い聞かせてる人もいます。
覚悟を持つとは、何が起きるか分からない未来に対して、何が起きても絶対に後悔しない生き方だと思うのです。覚悟を持つ人の行動量がとても多いのも、途中で悩んだり立ち止まることなく行動しまくってるからです。
僕はビジネスコーチ/ビジネスコンサルを通じてクライアントの行動量を上げるアプローチも行いますが、クライアントの姿勢を見ていて気づかされることがあります。
それは、「覚悟を持つ人はなりたい自分へ向けて、迷わない、葛藤しない、落ち込まない」ということ。未来に何が起きても、「あのようにすれば良かった」と決して後悔せず、夢や目標に向かって行動できるのです。
想像以上の自分との出会いには、覚悟を持つことが絶対条件と言えるでしょう。では、どうすれば覚悟を持つ人になれ、決断する自分や、行動を起こす自分と出会えるのでしょうか?
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覚悟を持つまでの準備期間の過ごし方
覚悟を持つ人は、自分の下した決断に悩んだりせず、「なりたい自分になるまでは絶対に後悔せず立ち止まらない」と考え抜いた上で覚悟を持つように感じます。
例え、アスリートが試合に破れても、とても清々しい表情で「やってきたことを出し尽くせたので後悔は全くありません」と言えるのも、覚悟を持っていたからです。
また、僕のクライアントでも、後悔しない生き方を貫く人は絶対に上手くいってます。例え、どんなに売上が悪くても、どんなに調子が最悪でも、最後は必ず想像以上の自分と出会っています。
そんな覚悟を決める前には、必ず覚悟を持つ前の自分と向き合わなければなりません。
まずは、「なかなか覚悟を持てない・・・・・」という人の心理について少し見ていきましょう。
覚悟を持てない時の心理
何が起きるのか分からない未来に対して、覚悟を持つことはとても勇気のいる決断です。
優秀なリーダーほど決断が早い理由は、色んな選択肢を持っているからで決断する材料を常に集めているからこそ、彼らは勉強熱心なのです。
リーダーになろうとする人の中には、「覚悟を持つための準備をしている」人もいます。それは、決して勇気がないわけでなく、決断力がないわけでもありません。足りないのは、決断する材料です。
覚悟を持てない時の心理とは、
・これは本当に良い意思決定なのか?
・方向性は間違えてないだろうか?
悪い未来が起きると決まったわけではなく、覚悟を持てないがため自分が下した選択でさえ、途中で「これで良いのか」と足を止めてしまうのです。しかし、覚悟を持てば行動を起こす自分と出会えるのです。
人間は悩む生き物だからこそ覚悟が必要
覚悟を持つとは、「未来に何が起きるのかを見据えた上で、決して途中下車せず、自分の下した選択に後悔のない生き方」のことを指します。
未来に何が起きるのかは、正確なことは誰にも分かりません。どんな優秀な経済アナリストでさえ予測を外していますし、優秀な投資家でさえ2勝1敗ペースで資産を増やしているわけです。
けれども、後悔をしていないのです。覚悟を決めているから。
もっと身近な例を挙げると、新規事業を立ち上げるとき、「このビジネスモデルでいいのだろうか」と悩むときがやってくるかも知れません。また、医者であれば、「あのような診断で良かったのだろうか」と思うこともあるかも知れません。
有名アーティストでさえ、才能溢れるアーティストを見ては「自分はこれで良いのか?」と思うときもあるでしょう。かの小室哲哉さんも宇多田ヒカルさんがデビューした当時、「自分の限界を感じた」と言っています。
ベストを尽くした仕事に対し、途中で悩まないと決めたり、「ここまでやり切る」と決めればやり切るまで走り切るなど、いちいち自分の感情に振り回されないことも覚悟を持つには必要な時もあるのではないでしょうか?
また、覚悟を持つためにはやりたいことやなりたい自分が分からない・・・という人もいます。
そんな方へ向けての記事を書きました。
じっくり読んでみてください。
覚悟を持つ人はこう考える
ここまでは覚悟を持つための準備期間の過ごし方についてお伝えしてきました。何が起こるのか分からない未来に対して覚悟を決めるまでの「心の準備」などをお伝えしてきました。
覚悟を持つことで、「なりたい自分へ向けて、迷わない、葛藤しない、落ち込まない」という想像以上の自分と出会えるのです。
では、どうすれば覚悟を持つことができるのでしょうか?
3つのポイントをお伝えしたいと思います。
時間を区切る
まず一つ目が「時間を区切る」こと。覚悟を持つ時間を区切ることを意味しますが、なぜ覚悟を持つ時間を区切ることが大切なのか?その理由は、時間と共に根拠が薄れていくから・・・・です。
決断を下した時と比べて、事業も進路先や進学先、生き方や働き方、あるいは情報も増え、自分も価値観が変わるにつれて、物事の判断基準が変化していくからです。つまり決断した時とは、覚悟を持つ判断材料が時間と共にその根拠が変化するからです。
だからこそ、「3年間は何が起きてもやり続ける」と決めることで覚悟を持つことに繋がるのです。起業する時も、「1年やってみてダメなら会社員に戻ろう」と時間を区切ると覚悟を持つことができます。
僕自身、会社員から独立起業しましたが、「3年やってみてダメならまた会社員に戻ればいい」と覚悟を決めました。3年後の2017年には月に100万円を稼ぐことができました。
その後も、事業を拡大できてる今があります。
もしも今、このようなことで悩んでいる場合、
- 起業したいけど覚悟を持てない
- 何が自分にふさわしいか分からない
- やりたいことが何なのか分からない
そう悩んでる人は、「時間を区切る」ことで覚悟を決められるのではないでしょうか?
小さな覚悟を達成し続けてみる
人生を大きく変えるような「起業する」などの決断だけが、覚悟を持つことではありません。小さな覚悟を達成し続けることで、想像以上の自分と出会えるのです。
「小さな決断」とは、
・今日という日を絶対に悔いを残さず生きる
・○○さんのコンサルも悔いなくお伝えする
・○○さんのコーチングの準備を悔いなく行う
・○○社との打ち合わせは時間の無駄だったと後悔しないようにする
・この記事を書き終えるまで全集中で取り組んでみる
・3時間の仕事の効率を「悪い」と思わないよう全集中で取り組む
といった人生を大きく変える覚悟ではないにしても、小さな覚悟をやり続けることでセルフイメージがどんどん上がっていきます。
また、上に挙げた項目は、僕の普段から心がけている小さな覚悟ですが、ハードルの低い目標を達成し続けることはとても地道です。ですが、想像以上の自分と出会うためには大切なプロセスだと自負しています。
「この人!」と決めたら最後まで教わり切る
覚悟を決めるには判断材料も必要だとお伝えしました。判断材料が必要なのは、今の自分の価値観だけでは判断し尽くせない選択もあるからです。
そんな時に「メンター」と呼ばれる役割の人を探してみるのも、覚悟を持つためにはとても大切です。メンターをコロコロと変える人もいますが、周りからは「覚悟のない人」と思われてしまいます。
また、ノウハウコレクターと呼ばれる人も、学んだつもりになってることがほとんどで、教える側からすると「この人は理解していない」と判断しているように思います。教わる側も「自分とはちょっと違うな」と違和感を感じてるからこそ、メンターから学び尽くす覚悟を持ちにくい理由もあるのだと思います。
しかし、自分が今から取り組もうとする分野の先輩から直接指導を受けることは、その先輩から「あなたには教えることはもうありません」と言われるまで、学び尽くす姿勢こそ想像以上の自分と出会うには大切なプロセスです。学んでる途中には知らないことだらけでしょう。
人は知らないことや、未経験のことには違和感を感じる生き物です。中途半端に学ぶ姿勢を続けても、メンターを変えるだけでノウハウコレクターから抜け出せません。失うのは時間、そして仲間や信頼です。仲間や信頼は、そう簡単には回復できません。
だからこそ、最後に、「この人から学び尽くそう」と一度決めたら、最後まで教わり切る覚悟を持つことで想像以上の自分と出会えるはずです。
まとめ
僕たちは、未来が分からない状態で決断を下します。どれが正しい決断なのは分からない状態で、覚悟を決めなければいけません。
この記事を通じて、お伝えしてきたことは「覚悟を持つ人は、なりたい自分へ向けて、迷わない、葛藤しない、落ち込まない」ということ。それには、人は悩む生き物という前提があるからです。
迷わずに突き進むには、覚悟を持つまで正しい準備期間を過ごす必要があると思います。この記事では、そんなヒントをお伝えしてきました。
あなたの後悔のない生き方のヒントになれば幸いです。